興国の田坂、大江両左腕を大阪桐蔭打線が攻略できるか、これに尽きるかと思われる。二人共、特にエースの田坂投手は球の速い遅いだけでなく投球モーション等でも緩急をつけることが出来、打者に的を絞らせない好投手である。この二人の力で強打の履正社を春夏と2度に渡り封じてきた。大阪桐蔭としては狙い球を絞って自分のスイングを心がけたい。その大阪桐蔭だが本来は決勝はエース松浦投手か竹中投手を先発で立てたいところだろうが松浦投手は夕方6時、竹中投手も5時近くまで投げており、彼らを翌日13時からの決勝戦の先発マウンドに上げるかと言われれば疑問符が残る。関戸投手が間に合うのであれば起用も有り得るがそうでないのなら、残り3人の2年生投手陣の誰かが先発マウンドに上がることが予想され、2年生投手1人ないしは2人で6回くらいまで投げて残りのイニングを3年生投手でという継投が予想される。この両校は秋に対戦。その時は大阪桐蔭が5回コールドで大勝しているがそこから1年近くたった今、その結果はリセットして観た方が良さそうだ。大阪桐蔭が投打のバランスで勝る分やや優位とは思われるが、興国にも勝つチャンスは十分あるかと思われる。