じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

ウインターカップでの大阪桐蔭女子バスケ

2021-12-23 12:56:44 | 高校バスケット

初戦敗退になってしまいましたが薫英や岐阜女子相当の実力校相手に大善戦だったと思います。スターターの5人の出場頻度がもう少し上がっていれば結果も違ったかもしれません。第1Qでは全体的にサイズのある相手に大阪桐蔭もサイズで負けない選手を5人揃え 強さ五分、スピード鋭さで勝るの図式が出来上がり加えてシュートの精度でも勝って大量リードを奪いましたが、第2Q以降相手もより強くチャージをかけてくるようになり大阪桐蔭のメンバー交代もありスピード鋭さ、うまさでは勝るが強さで劣るの図式になってしまい、その図式がスタミナを奪いシュートなどひとつひとつのプレーの精度を奪うことにつながり、以降終始詰められる展開になり最終Qでついに逆転されて見えました。ただこの時間帯になると相手も下級生主体だからかフリースローの精度などに疲労が見え逆転のチャンスもあったのですが残念ながら再逆転とはなりませんでした。とはいえ北之坊選手の出ずっぱりの姿を久々に見れて存分に強さを発揮し、加えてそれまであまり見られなかったボール回し等の上手さも披露、2年生の山本選手の相手に詰められた中での難しい体勢からでもゴール前にえぐりこんでシュートを決める体の強さとしなやかさと技術力の高さ、1年生の片山選手の強さ、府大会の頃はスターターの一員としてのプレーが精一杯に見えた2年生の阿部選手のプレーにも光るものがあったことなど個々は存分に働き、何より府大会の頃より選手層が格段に厚くなったと思います。第2Q以降でのメンバー交代でサイズで劣ってしまったことがそのまま強さで劣ることになってしまって見えましたが、試合全体の事を考えれば、必要な選手起用だったと思います。来期は強い下級生が数多く残りますので、必ずや大輪の花を咲かせてくれるものと思いますし、この試合での3年生の奮戦にも見るべきものがあったと感じました。