少し時間がたったが、バレンタインデーにちなんで。
行事にかこつけた様々な商戦が始まって久しいが、
その火付け役はバレンタインデーではなかったかと思う。
ところが、二月の行事といえば、大量廃棄事件の顛末もあってか、
むしろ、恵方巻きに関心が向いた感がある。
というか、何十年も「義理」の対象として過ごしているので、
もらってはじめて、「今日は14日か...。」という冷めた感覚、
下さった方にはむしろ「不義理」、申し訳ない次第である。
それはさておき、ふと思い出したチョコレートの話。
ご存知、人気チョコレート、ゴディバだ。
その包装、そしてチョコレートに刻まれたレリーフをよく見ると、
長髪をなびかせた女性が馬にまたがっている。
この女性こそレディ・ゴダイバ(英語ではそう発音する)、
そして、シンボルマークとなって、ゴディバの由縁となっている。
はっきりとした年代は覚えていないが、おそらくは中世のイギリスのこと。
(中世といってもかなり広い年代なのだが…)
ゴダイバ夫人の夫である領主が圧政を敷いていた。
領民が苦しむ姿を見るに見かねたゴダイバ夫人は税を軽くすることを夫に進言した。
ところが、夫は聞く耳を持たず、それどころか、
「お前が一糸まとわぬ姿で馬に乗り、領地を駆け巡ったなら聞きいれてやろう」
と、無理難題を押し付ける始末。
それでも領民を思いやるゴダイバ夫人は羞恥も顧みず、全裸で馬にまたがったという美談。
(ただし、真偽のほどはわからない)
けれども、その伝説が、
どんな事情があって、ベルギーに渡り、そして、ゴディバのレリーフとなったのか...、までは知らない。
冷たい雨が降る休日の朝。
出かける予定もなく、一日のんびりしようと、
まずは、そんなウンチクを思い出しながら、ありがたい「義理」の味を楽しませていただいた次第である。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」が快調にロングランを続けている。
このままゆくと、興行収入を塗り替える勢いでもあるという。
この映画の圧巻はなんといっても、終盤のライブ・エイド。
その中でとても感動的なシーンがある。
自らの所業が原因で、メンバーたちと不仲となったフレディ。
そして、フレディ自身もエイズによる体調不良と練習不足で声が出ない。
その状態で臨んだライブ・エイドのステージ。
フレディがボヘミアン・ラプソディを歌い始めた瞬間、
ギターのブライアン・メイが驚きの表情を見せる。
全盛期のフレディの声、そのものだったからだ。
さらに、呼応するようにロジャー・テイラーが力強くバスドラムのペダルを踏み出す。
フレディの復活、そしてメンバーたちとの信頼を取り戻した瞬間に背筋がゾクゾクして、
続く映像と音に引き込まれたのだった。
そして、そのライブ・エイドが終わり、映像がエンドロールへと移ったとき、
流れたのが「Don't Stop Me Now」で、興奮の余韻をそのまま受け継ぐ、名選曲だと思った。
前置きがずいぶんと長くなったが、
実は、この曲にもレディ・ゴダイバが登場する。
どこかな…、それも含めて楽しんでいただけたら幸いだ。
Queen - Don't Stop Me Now
真偽のほどは、分かりませんが何となくいい話だなと思ってます。
ゴディバ初めに入ってきた頃より、コンビニでも買えるようになって、少しありがたみが薄れてきたような。
でも、クッキーもおいしいのでアウトレットで買ったりします。
うちも息子が事務所のおばちゃんからもらった、チョコレートが一箱あるだけ。
私もバレンタインフェアをうろつかないようになりました。
それで、正解でした。
あべのハルカスのバレンタインフェアから、はしかが発生。丁度その時、ハルカス行ってたので。でも、私らは「もう、ええよねえ」と近寄りもしませんでした。
まあ昔人間なんで、はしかはかかってますけど。
ボヘミアンラプソディ、行きたいんですけど。
映画館ってウイルスの温床みたいで、行けないのです。
最後にThe Show Must Go Onを
持ってくるなんてねぇ。
もう号泣号泣ですよ。
二度見に行きましたが
2度とも泣きました。
応援ぽち
田舎でもゴディバは並んでいます。
ゴディバの話は知りませんでした〜
良い話しですね。
今年のバレンタインデーは職場の子どもたちから頂きました。頂いてから‥今日はバレンタインデーだったねと気づく次第です。
バンドというわけではありません。
ただ、映画を見ていると
流れて来る曲はほとんどが
歌詞を口ずさむことができました。
それほど身近にあったバンドだったんですね。
応援ぽち
レディ・ゴダイバの話。
書いておいてなんですが、
真偽のほどは不明で、創作っぽい匂いもします。
まあ、でも似たような事実はあったのでしょう、きっと(笑)
映画館、確かに温床ですね。
マスクして入って、そして出たら消毒とうがいが鉄則です。
映画館に限らず、交通機関もですが。
やっぱり、エンドロールの2曲に反応していただけましたね(笑)
クイーン、私もさほど好きではありませんでした。
なんとなく格調高いグループが多い
イギリスのロックシーンの中で、
大衆臭さがそう思わせていたのかもしれません。
でも、今回の「ボヘミアン・ラプソディ」を観て
自らをパフォーマーと呼んだフレディが
人を楽しませることを心情としていたことに共感した次第です。
ゴディバ。
一時もてはやされて本命チョコの一翼でもありましたが、
今はコンビニにもありますね。
レディ・ゴダイバも草葉の陰で泣いているかもしれません(笑)