先日の京都旅行で、パパさんが熱望して手に入れた ”清浄歓喜団”
すっごい名前のお菓子ですよね
最初 聞いた時、「は?何て?」と 思わず聞き返してしまった
亀屋清栄さんのお菓子なのですが
奈良時代、遣唐使が仏教と共に日本に持ち込んだ唐菓子で、
天台宗、真言宗など 密教のお供えものとして使われ
当時の一般庶民は口にすることはできず
貴族のみが食べることができたんですって
もちろん初めてだから、わからなくて菓子切りを付けちゃいましたが
こんなものでは一生割ることはできません
手で割って食べる感じです
「清め」の意味を持つ7つのお香をこしあんに混ぜて
米粉などで包んで胡麻油で揚げてあるそうです
中華菓子の "麻花兒" ってあるじゃないですか
あれにちょっと味が似てると思いました(作る工程も歴史も全く違うでしょうが)
お値段が高いので二つしか買いませんでしたが
謂われを聞いただけで なんだか恐れ多い感じがしちゃって
しばらく眺めてからゆっくり味わっていただきました
こういうすごいものがまだまだ日本各地にあるんだろうなぁ
パパさんの下調べに脱帽
ごちそうさまでした