2014年のアメリカ映画。監督はアイヴァン・ライトマン。出演者はケビン・コスナー、 ジェニファー・ガーナー 、デニス・リアリー 、フランク・ランジェラ 、パトリック・セント・エスプリト、その他選手やコミッショナー、キャスター本人が出演している。
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面白い映画。アメリカでの評価は半々でただドラフトを再現しているだけではないのかという悪い評価もあるのですが私は何度も観ています。NFLに興味はないがドラフトの様子がポーカーゲームを見ている感じなのだ。そういう意味で私は観ていて楽しくて仕方ない。
ドラフトの内容については以前
https://blog.goo.ne.jp/k-74/e/6f4c69a8c3ea583c23257d59e58fa6da
ここにも書いてますが、米国のNFLではドラフトはウェーバー方式を完全実施しています。 そして指名権のトレード があって、例えば1順目の第1番目の権利を得るためにその年の2順目の権利を放棄し交渉相手に渡すこともあれば、来年の1順目の権利を渡すこともある。つまり同じ年の1順目で複数回の指名権を得る球団も出て来ることになるし、1順目で出てこない球団もある。
交渉はドラフトの各ラウンドが開始されてからも続きます。指名時間の10分間という制限時間内に球団どうしが交渉し、権利を取得した球団がそのラウンドで指名権を行使することもある。ドラフトは一般公開の場で行われ会場には各球団の関係者だけでなく観客が詰めかけお祭り騒ぎ。
交渉はドラフトの各ラウンドが開始されてからも続きます。指名時間の10分間という制限時間内に球団どうしが交渉し、権利を取得した球団がそのラウンドで指名権を行使することもある。ドラフトは一般公開の場で行われ会場には各球団の関係者だけでなく観客が詰めかけお祭り騒ぎ。
ドラフトの責任者である球団のゼネラルマネージャーとそのスタッフはドラフト会場にはおらず会場には球団の代理人しかいない。 観客も会場にいる球団関係者もメディアも裏でどんな駆け引きが行われているのか分からない。その場で突然指名権を行使する球団が変わったり、予想外の者が指名されたりと部外者である観客やバーや家庭でテレビを観ている支援者、なによりドラフトにかけられる学生はその成り行きに一喜一憂する。
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映画ではケビン・コスナーはクリーブランド・ブラウンズのゼネラルマネージャー役。前年のクリーブランド・ブラウンズの成績は地区で4位。つまり最下位である。2008年から最下位が続いている。であるからケビン・コスナーが演じるゼネラルマネージャーは窮地に追い込まれている。それに加えてクリーブランド・ブラウンズの名監督であった父親を亡くしたばかり。隠しているが法務担当の同僚とは恋仲で彼女は妊娠。公私ともに心の乱れ思い悩みがあるという設定になっており、そこを他チームのゼネラルマネージャーから突かれドラフトで窮地に追い込まれるところから話は進みます。
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選んだ食事の場面はシアトル・シーホークスのGMトム (パトリック・セント・エスプリト)とケビン・コスナーの電話の場面。パトリック・セント・エスプリトはパンケーキで朝飯の最中。最初にシーホークから仕掛けてきます。シーホークは今年度最優秀選手であり地元ファンから支持の高いQBを餌にケビン・コスナーを揺さぶりにかけるという場面。オーナーからの指示もあり、まんまとその誘いに乗り来年の指名権を渡し今年の全体1位の指名権を獲得するケビン・コスナー。はたして彼は誰を1位指名するのか。ドラフトの行方は。
パンケーキは映画の最後のあたりでケビン・コスナーのセリフとしても出てきます。このパンケーキ野郎というセリフで。