阿部薫 どびん茶瓶かおる便

ドラマー、カメラマン阿部薫のBlog
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1991年の話(痛い話)

2020年04月10日 23時33分38秒 | Weblog

NEC パソコン・フェア・スーパーライブ「TMN WILD HEAVEN」と言うライブを幕張で12月1日にWOWOW生中継されました。
11月30日も本番でしたが、このライブをやるにあたってその前からホールに入ってリハーサルをしていました。

リハーサル合間にメンバーが集まりやすい場所で雑談しつつ次の進行のリハを待っていました。
ステージ上は照明のプログラムもあって暗くなったり明るくなったり。

舞台セットは危険な所、安全そうな所は予め自分でチェックして気をつけています。
ちょうど暗い最中にとある曲のシーケンスが出たので慌てて自分のドラムの方に駆け出しました。

目の前に飛び出した形のスロープが有る事をすっかり忘れて猛ダッシュ!したのも束の間。
スロープの角に右足の向う脛を激突させて倒れこみました。
声が出ない痛さ。痺れんばかりの激痛が弁慶の泣き所から全身に響き渡りつつも左足でケンケンしながらドラムに辿り着いて演奏入るタイミングで右足踏み込みましたが激痛でまともに踏めず、当時ツーバスセッティングしていたので左足を使って泣く泣く演奏しまいた。

通しリハでもなんでもないから慌てて行かなくて良かったのですがパブロフの犬と同じで曲が始まったらやんなきゃと言う脳の単純な思考回路の頃でしたのですっかり油断してました。

その曲をなんとか演奏して、右足のジャージをゆっくり持ち上げてみたら傷口が。
なんか白い物が見えるけど骨じゃないわなと自分に言い聞かせ、折れてないのを確認して、消毒液と包帯を持ってきてくれと頼んで応急処置してそのままリハーサルをしました。

リハ終わってから一応傷口があるので化膿止めの軟膏と新しい包帯とビニール袋を持って来て貰って近くのホテルへ。
風呂入るときはビニール袋で足を包んで濡らさないように。

翌日の本番。
痛みはかなりあったけど普通に演奏できました。
逆に火がついたのかもw

あの時の演奏は、自分の中でもかなり上位に入る。
火事場の馬鹿力だったのかなw

そんな訳で、ステージ上は油断してはなりませんと言うお話でした。
あれ?あってる?