昨日は所用でブログの更新をあきらめました。今日は今年前半、ここまで行われたGⅠレースのふりかえりをしてみます。春シーズンは、まだ安田記念と宝塚記念が残っていますが、ここまでの10レースで3着以内の騎手名と騎乗馬の着順・人気順などを並べてみます。
(□数字は着順、〇数字は単勝人気順、配当は三連複と三連単、赤数字は三連複万馬券、青数字は三連単10万以上)。
・フェブラリS 1⃣藤岡祐⑪ 2⃣長岡 ⑤ 3⃣武 ⑬ 197,060円 1,530,500円
・高松宮記念 1⃣坂井 ⑥ 2⃣浜中 ② 3⃣リョン⑤ 10,020円 58,740円
・大阪杯 1⃣横山和② 2⃣戸崎 ③ 3⃣菅原明⑪ 22,720円 93,050円
・桜花賞 1⃣モレイラ② 2⃣北村 ① 3⃣坂井 ⑦ 3,260円 11,470円
・皐月賞 1⃣戸崎 ② 2⃣モレイラ⑦ 3⃣川田 ③ 5,940円 29,240円
・天皇賞(春) 1⃣菱田① 2⃣菅原明⑤ 3⃣幸 ⑥ 7,750円 23,960円
・NHKマイル 1⃣川田 ② 2⃣ルメール① 3⃣戸崎 ⑩ 2,540円 8,520円
・ヴィクトリア 1⃣津村 ⑭ 2⃣ルメール④ 3⃣モレイラ① 43,750円 916,640円
・オークス 1⃣ルメール② 2⃣戸崎 ① 3⃣坂井 ③ 1,690円 8,060円
・ダービー 1⃣横山典⑨ 2⃣戸崎 ① 3⃣坂井 ⑦ 21,250円 229,910円
去年と比べると①人気の連対率が落ちていますが、その割に高配当になっていないのは、次位の②③人気馬が健闘して「穴埋め」をしているからだと思われます。三連単10万超えも、今年はフェブラリーSが100万超でスタートしましたが、ここまで出現が3回、去年が2回出現ですから、それほど差はありません。
それから、騎手成績の方は、ルメールさんの名前が去年5⇒今年3に減っているのは、落馬負傷で療養していた期間があるためで、これは納得です。目立つのは戸崎くんと坂井くんの名前が4回出て来ることでしょう。特に、坂井くんの場合、去年はフェブラリーSの1勝のみでしたから、今年の「躍進」ぶりは大いに評価できます。安田記念ではルメールさんに替わってフィアスプライドに騎乗しますが、乗り替わりと言っても侮りがたい感じです。
問題というか、「焦点」はモレイラ騎手です。去年短期免許で来日して大活躍したレーン騎手にどうしてもなぞらえてしまいます。去年レーン騎手は皐月賞から安田記念まで8回騎乗して3着以内5回、複勝率62.5%と驚異的でした(ルメールさんは10回乗って3着以内7回=70%でその上を行っていましたが)。モレイラ騎手の場合は、桜花賞から乗り始めて、ステレンボッシュでいきなり勝ちましたが、その後は皐月賞2着、ビクトリアマイル3着で、6回乗って2着以内3回、これはこれでがんばっていると思いますが、去年のレーン騎手程には馬券に絡めていないのが実際です。安田記念では上位人気が見込まれるソウルラッシュに騎乗します。強い香港馬も参戦しますし、ここは正念場で腕の見せどころだと思います。
最後に、GⅠ戦における今年の世代間の力関係を見ておきます。ここまで古馬(4歳以上)GⅠは5戦ありましたが、3着以内に入った馬を年代別にまとめると、
・4歳=2頭 ・5歳=7頭(2) ・6歳=5頭(1) ・7歳=1頭
※( )内はダートGⅠの数字
でした。何度も書いているように、今年の4歳世代は総体として他世代に比べて劣勢なのは否めません(例外は大阪杯を勝ったベラジオオペラだけでしょう)。安田記念には4歳からエルトンバローズとコレペティトールが出走しますが、傾向からすると、2頭には苦しいレースになりそうです。
ちなみに、去年は、安田記念前まで
・4歳=4頭 ・5歳=5頭(1) ・6歳=2頭(1) ・7歳=3頭(1) ・8歳=1頭
で、安田記念の結果は、1⃣牝5歳 2⃣牡4歳 3⃣牡5歳 でした。今年はどうなるでしょうか。
明日は金曜なので、その安田記念に出走する各馬の追い切り情報を集めてみたいと思います。本日もお読みいただきありがとうございました。台風も接近して、週末は天気が悪そうで、今日の晴れは貴重のようです。どうか一日無事でありますように。
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