Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

本日の狙い 弥生賞と大阪城S

2023-03-05 | 予想

 昨日の中山オーシャンSではさすがの騎乗で勝利したルメールさんは、今日の弥生賞では、今のところ2番人気になっているワンダイレクトに騎乗します。かたや、阪神のチューリップ賞でこれまた絶妙の逃げで勝利した武は、今日は東上して、同じく5番人気のゴッドファーザーに乗ります。この2番人気と5番人気ですが、昨日の中山の11・12Rの1~3着は、2・15・5番人気、2・3・5番人気で決着しているので、確率的に今日の11Rでは「鬼門」の人気順のような気がしています。はたしてどうなるでしょうか。

 今日はまず、レース順で阪神11R大阪城Sから検討してみようと思います。芝1800mのハンデ戦で、なかなかの混戦模様です。枠の人気順と狙い馬を並べてみます。〇数字は単勝人気順です。

<阪神11R 大阪城S>

〇1番人気枠=5枠  エアフェンディタ②   フライライクバード⑤     

〇2番人気枠=1枠  シャイニーロック⑥   プライドランド⑦

〇3番人気枠=3枠  ワールドバローズ④     

〇4番人気枠=7枠  プリンスリターン①    

5番人気枠=4枠  シュヴァリエローズ③  ラセット⑨

〇6番人気枠=2枠  ジェットモーション⑩

〇7番人気枠=8枠  スカーフェイス⑧  

〇8番人気枠=6枠 

 単勝人気と枠の人気があまり整合せず、ファンも予想に難渋している様子がうかがえます。昨日に続いて、147枠が5番人気以内に収まるパターンですから、4枠のシュヴァリエローズから狙えるレースですが、これは流動的で、レース前には人気順が入れ替わっている可能性大です。ここは147枠ではなく、1番人気枠の5枠でエアファンディタのウラ人気になっているフライライクバード(5番人気)から攻めようと思います。主に長めの距離を使われてきた馬で、2021年のアルゼンチン共和国杯でオーソリティの3着などの実績がありますが、1800はデビュー後2、3戦目以来となります。短くなってどうかとは思いますが、久々は走るタイプですし、斤量56㌔ならいけるのではと期待します(昨晩は同枠のエアファンディタよりも人気になっていましたね)。相手は上位人気の馬たち中心で、二桁人気の馬はやや厳しい感じがしますが、7番人気枠の2枠ジェットモーションだけは、上がり目を感じるので押さえておこうと思っています。

 続いて、中山11R弥生賞です。

<中山11R 報知弥生賞ディープインパクト記念>

〇1番人気枠=4枠  トップナイフ①   

〇2番人気枠=2枠  ワンダイレクト②          

〇3番人気枠=6枠  タスティエーラ③  

〇4番人気枠=7枠  ゴッドファーザー⑤   セッション⑦   

〇5番人気枠=8枠  グリューネグリーン⑥  ヨリマル⑧ 

〇6番人気枠=1枠  レヴォルタード④    

〇7番人気枠=3枠  

〇8番人気枠=5枠  

 人気のトップナイフは、前走GⅠホープフルSでは7番人気でしたが、鞍上の作戦が見事にはまって2着と好走しました。血統を見るとノーザンダンサーのクロス4×4が効いている気もします。父デクラレーションオブウォーが、産駒の成績上、重賞勝ちした馬をまだ出していない不安はありますが(デュードヴァンのユニコーンS2着が最高)、GⅠで2着ならば、この舞台が合わないこともないでしょう。しかし、何となくこの産駒は、日本ではダートか芝の短距離のイメージがつきまといます。ならば、「安全策?」をとってルメールさんの乗るワンダイレクトかなとも思いますが、この馬も母系に短距離のイメージがあるので、血統的に推すのはどうかなと思えます。3番人気のタスティエーラは、前走の共同通信杯で、同世代の上位馬たちと互角にわたりあえる実力の程は見せましたが、前に書いたように父サトノクラウンは、デクラレーションオブウォーと同様、産駒に重賞勝ち馬がまだ出ていません。……という具合に、「難癖」をつけていくと、軸馬がいなくなってしまうのですが、ここは、7月以来久々のレースとなる7枠7番ゴッドファーザー(5番人気)が狙い目ではないかと思います。デビュー戦3着時に走った面々がその後、けっこう勝ち上がっていますし(1着カルロヴェローチェ:白梅賞1着、2着チャンスザローゼス:アイビーS1着、5着ドゥラエレーデ:ホープフルS1着)、前走の未勝利戦は2着馬を10馬身も引き離す圧勝でしたので、実力的にひけはとりません。ただ、冒頭に触れたように、今日の11・12Rでは5番人気が「鬼門」なのと、個人的に馬券相性のよくない武が乗ることが気がかりではあります。今後人気順が変化するかも知れませんし、今日の中山のレースの流れ次第では狙いを変えることを前提に(いつも!ですが)、当座、この馬から狙ってみたいと考えています。

 まだ、皐月賞トライアルには、このあとスプリングSなども控えていますが、今日の弥生賞の結果で、混迷する3歳牡馬の勢力図が少し見えてくるのではないかと思います。どうなりますか。みなさん今日もがんばりましょう。

 


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