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レース展望と回顧、馬券術について

3/18(月) 高松宮記念の展望

2024-03-18 | 分析
 昨日は阪神大賞典が外れ、中山のスプリングSはねらい馬がハナ差3着に滑り込んで助かりました。まだ毎日杯もありますが、これで皐月賞のトライアル戦もだいたい終わり、今年の3歳牡馬の勢力図が見えてきました。昨日勝ったシックスペンスは強かったですが、レースのレベルで言うと、全体として共同通信杯や弥生賞の方が上だったような気がします。同馬が本番でどこまで上位に食い込めるかは、ルメールさんが騎乗するかどうか次第、というところでしょうか。
 
 さて、今度の日曜からいよいよ春のGⅠシリーズが始まります。今日は開幕戦を飾る中京・高松宮記念を検討してみます。去年は「余計なこと」を考えたがために、大魚を逸してしまったので、今年は慎重に(機械的に)いこうと思います。
 
 
 過去10年間の3着以内馬の傾向は以下のとおりです。
 
1)前走(ステップ) ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
 〇シルクロードS  8頭 ルガル②1着 テイエムスパーダ⑩14着
 〇オーシャンS   7頭 トウシンマカオ①1着 ビッグシーザー②2着
                  キミワクイーン⑤5着 マテンロウオリオン⑩8着
                  シュヴァルツカイザー④13着) 
 〇阪急杯      6頭 ウインマーベル①1着 アサカラキング③2着
 〇香港スプリント  2頭 マッドクール8着/10頭
 〇阪神C      2頭 ママコチャ①5着
 〇京都牝馬S    2頭 ソーダズリング②1着 ナムラクレア①2着 
                  ロータスランド⑤6着 メイケイエール③10着
                  モズメイメイ⑫12着
 
2)性齢 ※頭数は延べ数
 〇4歳 8頭   〇5歳 9頭   〇6歳 9頭   〇7歳以上 4頭   
/◇牝馬 10頭  ◇騸馬 2頭
 
 馬齢よりも牝馬が好走するところがポイントでしょう。昨秋スプリンターズSを制したママコチャに加え、京都牝馬S組にも目が向きます。
 
 
3)血統
 ここ4年は重馬場のレースが続きましたが、週末の天気予報は曇一時雨で、今年も良馬場のレースは見込み薄です。となると、近年の傾向と同じく、父はキングカメハメハ系(ロードカナロア、ドゥラメンテ)かサンデー系、母系はノーザンダンサーの血脈がいい感じです。このパターンで血脈を拾ってみます。
 
〇父キングカメハメハ系 × 母父ノーザンダンサー系
 ・シャンパンカラー:ドゥラメンテ/母父Reckless Abandon
 ・ルガル:ドゥラメンテ/母父New Approach
 
サンデーサイレンス系 × 母父ノーザンダンサー系
 ・アサカラキング:キズナ/母父キングヘイロー
 ・ナムラクレアミッキーアイル/母父Storm Cat
 ・メイケイエール:ミッキーアイル/母父ハービンジャー
 ・モズメイメイ:リアルインパクト/母父Frankel
 
4)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ①(馬場が良・稍重なら)内めの枠が優勢
 ②前走好走馬が優勢:前走1着か着差0.2秒差以内
 ③前走の末脚もポイント
 ④前年以降の戦績:GⅠ・GⅡ2着以内必要
 ⑤2020年以降4歳馬が勝ちきれない
 
 ①を除く上の条件に合致して浮上するのは、ウインマーベルトウシンマカオナムラクレアの3頭です。
 

5)宮田式バイオリズム

 ・アサカラキング   4・2・0・5
 ・ウインカーネリアン 8・4・0・13
 ・キミワクイーン   5・2・0・8
 ・クリノガウディー  3・2・2・22
 ・シャンパンカラー  3・0・1・3
 ・ディヴィーナ    5・3・2・9
 ・マッドクール    5・1・3・2
 ・マテンロウオリオン 2・3・0・12
 ・モズメイメイ    4・0・1・6
 ・ルガル       3・4・1・3
 ・ロータスランド   6・4・2・13
 
6)結 論  
 去年も中心視しましたが、データ的にはナムラクレアが一番ふさわしいようです。ただ、今年の勢いで言えば、ルガルトウシンマカオウインマーベルの方が上でしょうし、去年と同様勝ち切るまではどうかという感じはします。去年のスプリンターズS1・2着のママコチャマッドクールら実績馬も出てきますので、何とも悩ましいところですが、今日のところは「勝ちきれない4歳」に逆に期待して、牝馬のソーダズリングがおもしろい感じがします。ナムラクレアにとっては叩き台のつもりで臨んだ一戦だったとしても、そのナムラクレアを前走で負かした事実は相応に評価してよいと思います。難点を言えば、距離経験がないところと鞍上が武というのが個人的にちょっと……(笑)ですが、ここはレジェンドの手綱さばきに願かけしてみたいと思います。あと、例年荒れるGⅠ開幕戦ですので、人気薄にも注意が必要です。ペースが速くなりそうなので、差し勢が届きそうな感じもします。香港のビクターザウィナーはどんな馬かわかりませんが、香港スプリント⑤人気4着の成績からすると、侮れない一頭ではないかと思います。
 ということで、今日は、
◎ソーダズリング 〇ナムラクレア ▲マッドクール  でまとめておきます
 
 明日は、土曜中山の日経賞を検討してみます。
 本日もお読みいただきありがとうございました。朝から北風が吹きまくって、今日は一日寒そうです。どうか暖かくしてお過ごしください。

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