天皇賞・春の前哨戦としては、阪神大賞典と並んで双璧と言ってよい日経賞ですが、2年連続タイトルホルダーに及ばずの2着だったボッケリーニが今度こそ勝ち切るのか、ちょっと興味があるところです。今日はこのレースを検討してみます。
過去10年間の3着以内馬の傾向は以下のとおりです。
1)前走(ステップ) ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
〇有馬記念 11頭 (ヒートオンビート⑮16着)
〇AJCC 6頭 (ボッケリーニ②2着 クロミナンス⑤3着
マイネルウィルトス①5着 アドマイヤハレー⑨12着)
〇日経新春杯 4頭 (*該当馬なし)
〇ステイヤーズS 2頭 (*該当馬なし)
2)性齢 ※頭数は延べ数
〇4歳 10頭 〇5歳 8頭 〇6歳 7頭 〇7歳以上 5頭
/◇牝馬 2頭 ◇騸馬 0頭
4歳が最多ですが、今年は出走なしです。
3)血統
馬場状態にかかわらず底力が要求されることもあってか、母系にノーザンダンサーの血脈をもつ馬が好走しています。母父にこの血脈をもつ馬は、以下の2頭ですが、両馬ともまだ3勝クラスの馬だけに、ちょっとここは苦しい感じです。
・サザンナイツ:父トーセンラー(ディープ系)/母父Rip Van Winkle
・ミステリーウェイ:父ジャスタウェイ(ハーツクライ)/母父High Chaparral
4)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
①前年以降のGⅠ・Ⅱで5着以内:距離2000~2500
②前走中山か距離2400でない馬は苦戦
③追い込み馬不振:前走4角⑨番手以内
④大型馬不振:490kg以上0・0・0・20
上の条件を満たすのは、ヒートオンビート、ボッケリーニ、マイネルウィルトスの3頭、次点はクロミナンスとマテンロウレオです。
5)宮田式バイオリズム◎
・クロミナンス 4・1・2・4
・サザンナイツ 3・0・2・18
・ホウオウリアリティ 4・3・4・20
・マテンロウレオ 3・2・0・12
6)結 論
舞台適性を考えればボッケリーニが3着外にとぶのは考えづらいところです。ここ2年、GⅠ以外で着外に敗れたことはありませんし、昨秋から3戦していずれも2着と、安定感抜群です。ただ今年は8歳。そろそろ危ない予感はします。他では、マイネルウィルトスも同じく8歳。ヒートオンビートは7歳ですが、他馬より1㌔余計に背負わされている点がどうでしょうか。この3頭が3頭とも馬券から外れるのは想定しづらいですが、今日は年長の実力馬たちよりも5歳勢の上がり目に期待して、クロミナンスかマテンロウレオをねらってみたい感じです。マテンロウレオは春天5着もあるので距離は大丈夫そうですが、中山コースの戦績が0・0・0・6で5着がやっとなので、ここではクロミナンスの方を主軸とします。前走AJCCは2着のボッケリーニに0.2秒離されましたが、不良馬場なので酌量の余地はあります。7歳とはいえ、それほどレースを使っていないので消耗度は少なく、大事に使われて本格化が先延ばしになったと考えれば、このメンバーに入ってもそれほど見劣りしないと思います。
ということで、今日は、
◎クロミナンス 〇ヒートオンビート ▲ボッケリーニ でまとめておきます。
明日は、同じく土曜阪神の毎日杯を検討してみます。
1ヶ月くらい前の予想では、今日3月19日には、東京でソメイヨシノが開花すると言われていましたが、最近居座っている寒気のせいで、蕾が縮こまってしまっているようです。外ではウグイスが催促するように鳴いていますが……。今日もまだ寒そうですので、暖かくしてお過ごしください。本日もお読みいただきありがとうございました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます