美術手帖サイトの記事(2021.12.31)より。
2021年の首都圏大型展覧会の入場者数について。
★印を付した展覧会は、私が行かなかったことを示す。
STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ★
森美術館
2020年7月31日~21年1月3日(157日間)
(開幕当初は日時指定予約制、のちに予約推奨)
150,046人(955人/日)*森美術館単独チケット
1月8日、首都4県への緊急事態宣言発令(2)
石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか
東京都現代美術館
2020年11月14日~21年2月14日(76日間)(予約推奨)
86,915人(1,143人/日)
→ 神奈川・埼玉・千葉の県立は臨時休館も、都立は開館。1月中旬の週末に訪問。当日券購入で即入場。次の週末からは人が増加し、会期末は尋常じゃない混雑となったようだ。
佐藤可士和展
国立新美術館
2021年2月3日~5月10日(70日間)
(臨時休館により4月24日で閉幕)(予約推奨)
151,466人(2,163人/日)
→ 2月の週末に訪問。当日券購入は即も、入場待ち時間が約15分。
3月21日をもって緊急事態宣言(2)解除
あやしい絵展
東京国立近代美術館
2021年3月23日~5月16日(30日間)
(臨時休館により4月24日で閉幕)(予約推奨)
49,061人(1,635人/日)
→ 前期(開幕すぐ)と後期(後期入りすぐ)を訪問。ともに当日券購入。後期入りした4月20日頃は、首都圏美術館の2度目の一斉臨時休館の匂いが強くなってきた時期で、急ぎ展覧会巡りに努めていた。
4月25日、都への緊急事態宣言発令(3)
国宝 鳥獣戯画のすべて
東京国立博物館
2021年4月13日~6月20日 (31日間)
(5月30日までの会期を延長。4月25日~5月31日は臨時休館)(日時指定予約制)
129,349人(4,172人/日)
→ 「動く歩道」を体験したいとGWの日時指定を取るが、臨時休館入り。一旦5/14からの再開発表も、都からの物言いがあり、再開取消・臨時休館継続。諦めていたところ、会期延長・開館時間拡大のうえ6/1から再開。会期最後の週末の日時指定を取ることができた。
6月20日をもって緊急事態宣言(3)解除
7月12日、都への緊急事態宣言発令(4)(8月2日、神奈川・埼玉・千葉を追加)
イサム・ノグチ 発見の道★
東京都美術館
2021年4月24日~8月29日(82日間)
(4月25日~5月31日は臨時休館)(予約推奨)
113,312人(1,381人/日)
→見たかったが、この時期は余力なく、見送り。
ファッション イン ジャパン 1945-2020★
国立新美術館
2021年6月9日~9月6日(78日間)
(6月3日〜8月24日の会期を変更、予約推奨)
105,110人(1,347人/日)
→見たかったが、この時期は余力なく、見送り。
隈研吾展 新しい公共性をつくるためのネコの5原則★
東京国立近代美術館
2021年6月18日~9月26日(90日間)(予約推奨)
72,507人(805人/日)
聖徳太子と法隆寺
東京国立博物館
2021年7月13日~9月5日(48日間)(日時指定予約制)
69,640人(1,450人/日)
→ 前期と後期を訪問。ともに日時指定を取るが、当日窓口でも余裕があった様子。
GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は? ★
東京都現代美術館
2021年7月17日~10月17日(83日間)(予約推奨)
80,270人(967人/日)
→ 7月下旬、本展開催中の都現代美に行くが、コレクション展のみを鑑賞し、本展は見ず。今更ながら惜しいことをした気がしているところ。
9月30日をもって緊急事態宣言(4)解除
ゴッホ展 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント
東京都美術館
2021年9月18日~12月12日(78日間)(日時指定予約制)
307,750人(3,945人/日)
→ このご時世にびっくりの30万人超え。1日あたりの入場者数は、東博の鳥獣戯画展にこそ及ばないものの、2020年のロンドン・ナショナル・ギャラリー展の約1.5倍。さすがゴッホというより他はない。なにしろ日時指定が取れない。私の2度の訪問(10月中旬、11月中旬)はいずれも、平日に当日券狙いでいったもの。
最澄と天台宗のすべて
東京国立博物館
2021年10月12日~11月21日(36日間)(日時指定予約制)
63,977人(1,777人/日)
→ 会期最後の週末に訪問。日時指定を取るが、当日窓口でも余裕があった様子。
庵野秀明展★
国立新美術館
2021年10月1日~12月19日(70日間)(予約推奨)
145,131人(2,073人/日)
2021年
入場者数1位:ゴッホ展
1日あたり入場者数1位:鳥獣戯画展
2022年はどうなるだろうか?
西洋美術展では「メトロポリタン美術館展」と「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」(開催されれば「クロード・モネ展」)、日本美術では「鏑木清方展」と「国宝 東京国立博物館のすべて」展が上位有力と想像するが、それも感染状況次第。
全世界的に感染状況が落ち着き、気兼ねなく美術鑑賞ができる日が早く訪れますように。