没後170年記念
北斎－富士への道
2019年4月4日～5月26日
太田記念美術館
「富嶽三十六景」
全46図、1830〜34年頃、71〜75歳頃。
『富嶽百景』
全３編の絵本、102図。初編1834年・75歳、二編1835年・76歳、三編1836年頃・77歳頃。
70歳代制作の２作品を軸に、初期から晩年までの北斎が描いた富士山を題材とした作品、ほか富士山なし風景等の作品を年代順に紹介する展覧会。
本展の構成
１．浮絵・東海道・忠臣蔵（20代〜40代後半）
２．読本挿絵（40代後半〜50代前半）
３．北斎漫画（50代後半〜60代前半）
４．富嶽三十六景（70代前半）
５．富嶽百景（70代後半）
６．晩年の風景画（70代前半〜90歳）
全て北斎で約200点。１・２階＋地下の展示室も利用。前後期で全作品入替。「富嶽三十六景」は前後期16図ずつ、『富嶽百景』は前後期26点ずつ（前期35図・後期36図）と、全図の出品ではないが、その分他の作品も楽しめる。本美術館では珍しく？出品リストが用意されている。
私が訪問したのは後期。
後期出品作から２点。
《富嶽三十六景 陰田の水車》
現渋谷区神宮前、農村地帯の水車。
《『富嶽百景』三編 青山の富士》
傘の日干し
この２点の共通項は、描かれた場所が太田記念美術館の近くだということ。