ロンドン・ナショナル・ギャラリー展
(東京)
2020年3月3日〜6月14日
国立西洋美術館
(大阪)
2020年7月7日〜10月18日
国立国際美術館
驚きです。2020年、東京オリンピック・イヤーに開催される、史上初のロンドン・ナショナル・ギャラリー展。
公式サイトに、出品作が追加発表されている。既発表のゴッホ《ひまわり》に加えて新たに14点。
それら作品が凄すぎる。
・イタリア・ルネサンスの画家、ウッチェロとクリヴェッリ作品!!!特にクリヴェッリ作品は、あの大作《受胎告知》!!!!
・ベラスケスの宮廷画家になる前の初期の名品が!!!
・フェルメール25点目の初来日!!
・ロンドン・ナショナル・ギャラリーのサイトの「30 must-see paintings」からも、レンブラント作品が1点!!
・私的にその素晴らしさが最近分かり始めたカナレット作品も!
ゴッホ
《ひまわり》
1888年
ベラスケス
《マルタとマリアの家のキリスト》
1618年頃
フェルメール
《ヴァージナルの前に座る若い女性》
1670-72年頃
ターナー
《ポリュフェモスを嘲るオデュッセウス》
1829年
モネ
《睡蓮の池》
1899年
ウッチェロ
《聖ゲオルギウスと竜》
1470年頃
クリヴェッリ
《聖エミディウスを伴う受胎告知》
1486年
ティツィアーノ
《ノリ・メ・タンゲレ》
1514年頃
ヴァン・ダイク
《ティンベビー卿夫人エリザベスとアンドーヴァー子爵夫人ドロシー》
1635年頃
レンブラント
《34歳の自画像》
1640年
ムリーリョ
《窓枠に身を乗り出した農民の少年》
1675-80年頃
カナレット
《ヴェネツィア:大運河のレガッタ》
1735年頃
レノルズ
《コーバーン卿夫人と3人の息子》
1773年
ゴヤ
《ウェリントン公爵》
1812-14年
ルノワール
《劇場にて(初めてのお出かけ)》
1876-77年
さすが史上初の所蔵作品展。
とりわけウッチェロとクリヴェッリ、まさか来日することがあるとは想像すらできず、本当に驚きである。
既に大満足のラインナップだが、あと約45点の来日作品も期待して良さそうで、非常に楽しみである。
ウッチェロとクリヴェッリが来るのだから、これ以上望むのは贅沢なのだろうけど、個人的にはカラヴァッジョかピエロ・デッラ・フランチェスカかボッティチェリ、マイナーなところではコズメ・トゥーラかアントネッロ・ダ・メッシーナを追加希望。あと、初期ネーデルランドやドイツ・ルネサンスの画家も忘れずにお願いしたい。
ロンドンNGのクリヴェッリ作品で一番見たい絵です。
実は次の海外旅行はイギリスを考えていて、来年か再来年にロンドンへ行って、NGに3日ぐらい入り浸ってみたいと思っています。最後にロンドンへ行ったのは30年近く前で、その頃はカラヴァッジョもクリヴェッリもそれほど重視していなかったので、今はこの辺の絵をじっくり見るのが夢です。あとはテートブリテンとかロイヤルアカデミーとか、まだ行ったことのない美術館巡りも。いずれにしても来年のロンドンNG展が楽しみです。
クリヴェッリ《受胎告知》の来日には大興奮です。ウッチェロやベラスケスの初期作品も楽しみ。
ロンドンNGに3日間入り浸りのご計画とのこと、本展は最高の準備になりますね。