HIRO-P'S ROOM

撮影場所:富山県 相倉合掌集落 2024年11月

淡路島一周サイクリング

2010-11-14 19:23:28 | サイクリング


 先週の話になりますが、11/7(日)、淡路島を自転車で一周してきました。
 ルート:明石~(淡路ジェノバライン・高速艇)~岩屋→(県道31号)→鹿野松原→(県道25号)→福良→(県道25・76号)→洲本→(R28)→岩屋~(たこフェリー)→明石
 距離:158.94㎞、走行時間:7時間33分09秒、平均時速21.0km/h、最高速度56.5km/h

 今回は、明石と淡路島を結ぶ「たこフェリー」が11/15をもって廃止されるという話を聞いて、K氏とM氏とボクの3人でお別れ乗船をしてみようということになった。わざわざ自転車を選んだのは、自転車なら混んでいても乗せてくれるだろうという甘い予測(?)に基づくもので、せっかくなので淡路島一周もしてみようという企画となった。バイクでも観光や温泉に入っていたら淡路島一周は1日かかってしまうのに、自転車で1日で回れるのか、学生時代には2回淡路島を自転車で回っているけど、1回目は2泊3日で、2回目は1泊2日本当の意味で海岸線を正確に一周した試しがない。聞くところによると、「南淡路水仙ライン(県道76号)」は結構アップダウンが激しいときた。しかも自転車で100㎞以上の距離を走るのはもう10年以上やっていない・・・話には乗ったものの多少の不安を抱えながら、明石まで車で向かった。



 明石で車から自転車に乗り換え、「たこフェリー」の乗り場に向かう。「たこフェリー」の話はまた次回行うとして、9時の便に乗るつもりでいったのに、なんと11時の便まで満員で乗れないという。自転車でフェリーを乗せるのに待たないといけないのは、今回が初めて。いくらお別れ乗船とはいえ、11時まで乗船を待ってしまうと、淡路島一周はできないから、隣から出航している「淡路ジェノバライン」で淡路島へ渡った。こちらは高速艇で人と自転車のみ運ぶことができる。「たこフェリー」は、帰り乗れることを祈りたい。





 岩屋を出発する時は、弱雨が降っていたが、南下するにつれて晴れてきた。淡路島は反時計回りに回ると順風で回れるとのことから、海を右側に眺めながら走る。「淡路サンライン」と呼ばれる県道31号線は基本的にフラット。時速25~30km/hで快調に走る。今回は3台ともレースタイプの自転車で、車間距離をギリギリまで詰めて走る。こうすることによって2台目、3台目の空気抵抗が大幅に減って、楽に走ることができる。先頭を時々変わって、疲れを分散させる。
 出発から45㎞走って鹿野松原に到着。ここは学生時代に来たときに集合写真を撮ったところだ。季節外れなので、海岸線には誰もいない。せっかくなので、ここで集合写真を撮って学生時代を懐かしむことにする。
 鹿野松原から南は次第にアップダウンが多くなってきた。K氏とM氏は日頃から自転車に乗っているので、上り坂になるとかなりの差が出てしまう。時速10km/hに満たない時もあって、迷惑をかけてしまった。大鳴門橋を眺めながら、福良港へ14時前に到着。岩屋港は10時前に出発したので、4時間かけて約70㎞を走った。



 福良港は鳴門海峡の「うずしお」を見る観潮船が出航しており、観光センターがある。ここの中にあった食堂で「あなご丼(800円)」を食べる。なかなかおいしいがこの時点でへとへと・・・これからもっとアップダウンの激しいところがあるというのに、本当に走れるのか、心配になる。



 14時半に福良港を出発、ここから先は予想通り、ボクにとってはかなりハードな区間となった。K氏、M氏に引っ張ってもらいながら、先を進む。福良までは結構、自転車の姿があったが、この区間は少なかった。ちなみに、今回はバイクよりも圧倒的に自転車の方が多かった。今更ながら、昨今の「自転車ブーム」でバイク人口が減っているのではないかと思ったほど。気軽に乗れる乗り物として自転車人口はこれからも伸びるのかもしれない。





 ハードなアップダウンが終わり、「南淡路水仙ライン(県道76号線)」に入ると海岸線沿いを走る道になった。この辺り、結構景色がダイナミックで、北海道の離島を走っているような気分が味わえた。
 灘黒岩水仙郷の駐車場で一眠りさせてもらう。出発から80㎞が超え、疲れがピークに・・・これからもう1箇所難所があるというし、ここで横になって体力を回復させる。この日は天気は曇り空だったけど、気温は20℃前後あって、サイクリングには肌が焼けずちょうどいい。15分ほど休養を取り、これから先に現れる難所に備える。



 難所というのは立川水仙郷にかけてつづら折に続く上りのことで、それまでの平坦な海岸線沿いの道から急にそれて、山道を登って行った。山の稜線に見える電柱を見て、「まさかこれから上るところではないよね」と言ってたら、本当に電柱に沿って上っていた。とはいえ、先ほどの休みとある程度慣れてきたのか、ここは想像よりも楽に登りきり、「探偵ナイトスクープ」の「謎のパラダイス」として一世を風靡した「立川水仙郷」の駐車場で一休み。「謎のパラダイス」はもう閉館時間になっていて見れなかったが、ここが今回のサイクリングで一番の難所と聞いていたので、喜びもひとしお。ここから洲本まで下りとなり、その先は海岸線をひたすら走るだけとなる。ちょうど「謎のパラダイス」の管理人らしきおじいさんがやってきて、「はよ帰らんと危ないぞ~」と言ってきた。「もういい歳の大人なんだから心配されんでも大丈夫」と思いつつ、そのおじいさんはこの先の道の状況や出発するときは暖かい声援も送ってくれた。こういったやり取りは、いつの歳になってもありがたく思う。



 洲本でどっぷりと日が暮れ、そこから先はナイトランに・・・洲本ですでに走った距離は115㎞。あと40㎞は平坦とはいえ、国道に入るので、今までとは比べ物にならないくらい交通量が多い道となった。大型車も多く、気を使いながらの走行となる。右側に見えるはずの海も漆黒の闇の中で見えない。そんな中で唯一安心できるところといえば、コンビニの駐車場。ここで、水分補給と少し食料を食べ、体力を維持しながら先を進む。平坦路とはいえ、洲本からの40Kmは長い。結局19時を過ぎ、ライトアップされた明石海峡大橋が見えてきて、出発した岩屋港へたどり着いた。正直、本当淡路島一周ができるか、不安だったのが、ナイトランになったとはいえ、約160㎞を走り抜くことができた。不思議と足は筋肉痛になっていない(翌日以降も筋肉痛はならなかった)。しかも学生時代も含めて、今まで自転車で1日走った最高距離は約150㎞。今回はそれ以上走ったわけで、これもK氏とM氏が先頭で引っ張ってくれたおかげ。一人だと到底難しかったと思う。感謝するとともに、日頃からもっと自転車に乗っておかないといけないなぁと思わされた。





 心配していた「たこフェリー」最後の乗船は、20時の便は乗せれず、21時の便となった。先にも書いたように、この様子は次回紹介するとして、名残を惜しむ客が甲板で20分の船旅を味わっていた。今後、自転車の場合は、行きに乗った高速艇の利用ができるが、あちらは13分で明石と淡路を結んでおり、速度は速い。フェリーの方がゆったりとのんびりとしていて、20分とはいえ、船旅が楽しめる。明石から車で自宅に帰り、着いたのは23時を回っていた。



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3 コメント

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うらやますぃ (MaZaK)
2010-11-14 20:51:23
お疲れ様でした。たこフェリー乗られたのですね。たこのゆるキャラも失業と言うことで寂しい限りです。旅行中だとフェリーは何か趣があって好きです。淡路島はCTCの新歓合宿を思い出します。もう10年以上前の話とは時のたつのは早いですな。しかし150Kmとか想像を絶しますね。今では無理です・・?いやミッドナイトではそれくらい走ったかな?僕は今日も運動不足解消に20km走ってきました。もう体力の限界です。来週の堺ナイターエンデューロが怖い・・・。
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Unknown (アールグレイ)
2010-11-14 23:40:00
淡路島を1日で走破するのはすごいですねぇ。
僕は数年前に2日かけて自転車で一周しました。

たこフェリー無くなるは残念ですよね。僕も最近乗ってきましたよ。

ジェノバラインは自転車OKなんですね。知りませんでした。

たこフェリーが無くなったら自転車だけの人はどうするのかとちょっと心配していました。

バイクはだめですよね?

たこフェリー、復活のニュースもあるので今後も注目ですね。
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淡路島サイクリング (HIRO-P)
2010-11-15 22:32:00
MaZaKさんへ

 ホンとこの歳になると一人で淡路島一周は
無理やね。
それこそ学生時代やったら重たい荷物積んで
MTBで行ってかも…
 自転車といっても、今乗ってる自転車と学生
時代に乗ってた自転車はジャンルも軽さも
違うので、それには助けられています。
CTCの新歓合宿、懐かしいね。あの時2日目に
泊まった淡路YHは閉館となり、
1日目に泊まった北京大浜はどうなっている
のでしょうか?

アールグレイさんへ

 ジェノバラインは自転車がOKなんですが、
いかんせん高速艇の一番後ろのデッキに
乗せるので、乗せる台数は限られてしまうと
思います。バイクはだめですね。
今は鳴門海峡のフェリーもないそうですし、
特に125cc以下は本州、四国から淡路島へ
渡れない事態になっています。
 ジェノバラインがたこフェリーを復活
させるニュースがありますね。
今日の昼の関西ローカルニュースでも
明石市長が是非復活させたいと言って
いました。今後の復活に期待しましょう。
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