out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

初冬の大菩薩嶺とお寺巡り #2

2024-12-14 21:54:34 | 山登り in 山梨県
2024年12月2日(月)
 
大菩薩嶺から熊沢山までやって来た。
その後天狗棚山を目指すが、まず手前の石丸峠へ下る。
この先富士山は小金沢山に隠れてしまう。
 
日影ではまだササに霜がついている。
石丸峠には小屋平へ下る分岐、その先に牛ノ寝通りへの分岐を確認。
 
ひと登りで天狗棚山山頂。(11:25)
 
木の間から奥多摩の山々。
右の方に御前山、大岳山なのだが、御前山の麓に見えるのは奥多摩湖?
奥の方に見える街は飯能の方かな。
 
振り返ると左に熊沢山、右奥の方が大菩薩嶺
 
南西のほうには大菩薩湖越しの南アルプス。
 
天狗棚山も下り、奥の方の笹原が狼平。
 
 狼平から景色を眺め休憩したら、写真中央辺り、笹原に一本ちょっと斜めに立っている木(松?)まで戻り、そこから下山する。 このトレイルは登山地図に無く初めて歩くのだが、たびたび拝見している方がちょっと前に下っているので、一か八か行ってみる。
 
まずは狼平到着。(11:47)
ここも主トレイルから少し離れた場所で、こんな所に道標があり「狼平」と書いてあるのは初めて見た。
 
開けた笹原から天狗棚山と熊沢山を振り返る。
そして南アルプスや青空を満喫したら、先ほどの場所から下山。
ちゃんと下れるかな。
 
やはりあまり人が通らないようで踏み跡は薄いが、それでも人の通った跡だとわかる。
テープもほぼついているので、よく見て下ってゆく。
樹林帯と涸沢を交互に下る感じ。 倒木など発生したらすぐには除去されないかも。
 
ここで車の通らない林道に出る。(12:29)
 
その後林道をたどって歩いてゆくと、石丸峠から下って来るトレイルと合流する。
振り返ると左の方の笹原が狼平、右のピークが小金沢山。 ちょっとおやつ休憩。
 
林道を歩いているとどうやら八ヶ岳も金峰山も雲が取れたようだ。
左に真っ白な乗鞍岳も良く見える。 あ~、今頃か~。
その後林道からトレイルに入り下ってゆく。
 
下った先に車が通る林道。 小屋平バス停。(13:16)
朝、車で通って来た道だ。
ここをさらに直進しトレイルに入って上日川峠へ。
 
下り基調で沢も3回くらい渡渉する。
ここが最後の渡渉で、この後上日川峠へは上り。
 
一日の最期に上りはきつい~、とようやくロッヂ長兵衛さんに到着。(13:47)
この後車に戻り、予定していたお寺巡りにGO!
ふたつのお寺を巡る予定だが両方とも上日川峠から甲斐大和駅の間にある。
 
 
 こちらには武田家第13代当主(信玄公の6代前)武田信満公の墓所がある。 11月10日に岩櫃山に登った際、真田昌幸が小田・徳川連合軍に攻められている武田勝頼を迎え入れようとしていた潜龍院跡を訪ねた。 勝頼はそちらにはいかず甲府の岩殿城に向かい、結局自刃に追い込まれ、武田家滅亡となる。 岩殿城から逃げ延びようとしていた目的地がこの栖雲寺だったそう。 しかし栖雲寺は既に織田信長によって全焼。 失意のうちに引き返し、自刃した場所が次に訪れる「景徳院」となる。
 栖雲寺は徳川家康によって再建された。
 
栖雲寺石庭
本堂の裏山がこのような岩山になっている。 この岩の上で座禅を体験することもできるらしい。
岩山を登って行くと途中に摩崖仏や摩利支天堂などがある。
 
立派な紅葉。 岩の上に生えているよう。
 
どんどん登って行くと次に行く時間が無くなりそうだったので、半分くらい?で引き返した。
またいずれ訪れてみよう。
 
武田家第13代当主(信玄公の6代前)武田信満公の墓所
 
「景徳院」にやって来た。
先の説明の通り、武田勝頼(37歳)ほか、北条夫人(19歳)、嫡男信勝(16歳)は小田・徳川に追われ、ここで自刃。
もともとここにお寺はなかったが、勝頼公一家を弔うため徳川家康が「景徳院(田野寺)」を建立した。
こちらの門は家康が建てた当時のものだそう。
 
景徳院本堂
 
こちらでは武田勝頼主従の墓碑や自刃した生害石などをお参りさせていただいた。
 
薄暗くなる前に墓参を終えホッとする。 さすがにお寺とお墓、だから。(^^;)
  
 久しぶりの大菩薩嶺を狼平まで歩き、白くなり始めた山々を眺めながら気持ちよく歩くことができた。 新しいトレイルも確認出来て良かった。 そしてようやく武田勝頼公のお墓を訪ねることもできて満足。 武田信玄公に至ってはまだあちこちにお墓があるようなので、何かの折に訪ねられると良いな~。 「道の駅甲斐大和」でおそばが食べられなかったのは残念! お蕎麦屋さんは 16:00までだった。 また来よう~♪
 
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初冬の大菩薩嶺とお寺巡り #1

2024-12-14 19:45:52 | 山登り in 山梨県
2024年12月2日(月)
上日川峠への林道から 夜明けの富士山
 
 この週も天気が期待できそうだったので、高い所から良い景色を拝みたい、そして前週に続き武田家に関する訪ねたいお寺があり大菩薩嶺に登ることにした。 JR甲斐大和駅方面から上日川峠への林道を走っていると少し開けた所から朝日を浴びた富士山が見えた。 
 
福ちゃん荘前 (7:43)
 上日川峠には7:00過ぎに到着。 トイレ横の第2駐車場に駐車。3台目くらい。 トイレは個室ひとつだけ使用可。 塩山側からの林道は 12/9より 冬期閉鎖、甲斐大和駅方面からは1月初旬にはすずらん山荘より先は冬季閉鎖になる。 この日路面に雪は見られなかったが、もうスタッドレスは必須だろう。
 7:25ごろロッヂ長兵衛横からスタートし、7:40ごろ福ちゃん荘に到着。 福ちゃん荘前の公衆トイレは使用可だった。 歩き始める前は寒く耳が被る帽子、長袖シャツにフリースベスト、レインウェアジャケットを着ていたが、ジャケットはここで脱いだ。 ここから唐松尾根を登る。
 
せっせと登っているとようやく木々の間から南アルプスが見えてきた。
前週よりモヤッていない感じ。
 
トレイルが平坦になりホッとして歩いている。
向こうに見える所を登ったら雷岩かな、直下は結構急登だったなぁ。。。など思いだす。
その急坂を登り始めると木々が減って景色が開けるのでゆっくりと、時々後ろを振り返りながら。
 
良く見えている\(^o^)/
左奥に白峰三山、手前に鳳凰三山、奥に仙丈ケ岳、右端に甲斐駒ヶ岳
 
さらに少し左を見た風景。
左に聖岳、赤石岳、悪沢岳、手前が櫛形山かな。
甲府盆地手前真ん中に島のような小さな山は塩の山。
 
そして大菩薩湖越しの富士山
 
充分景色を拝んだので雷岩には行かず、久しぶりなので大菩薩嶺山頂へ。(8:47)
 
大菩薩嶺 (8:54)
展望もないので写真を撮ったらすぐ戻る。
 
雷岩から南アルプス (9:02)
 
大菩薩湖越しの富士山
大菩薩湖左にそびえるのが小金沢連嶺
 
雷岩から少し下って振り返ると奥に真っ白く見えるのが乗鞍岳。
右に八ケ岳なのだが、中央に厚い雲。
雷岩の下辺りで座って休憩しようと思ったが、時間も早いし、
レインウェアジャケットは着ていたがとても寒い。
さすがに標高 2,000mを越えると違うなぁ、と久しぶりの寒さに震えた。
なのでもう少し歩き、下ってゆく。
 
避難小屋付近まで下りてきた。この後奥に登り親不知ノ頭に寄るが、
八ヶ岳~金峰山方面は相変わらず雲がかかっていたので大菩薩峠に下る。
 
大菩薩峠に下る前に奥多摩の山々。
左奥の方に高丸山や鷹ノ巣山など。 右奥の方に御前山、大岳山、三頭山など。
 
御前山、大岳山、三頭山の奥多摩三山
写真中央に伸びる尾根が牛ノ寝通りかな。 紅葉の頃行ってみたいが。。。
 
介山荘が見えた。
雷岩から下ってくる道は陽当たりも良いせいか既に霜が解け始め、かなりドロドロな場所もあった。
特にこのような岩とミックスな急坂は要注意。
 
大菩薩峠の名板少し手前でようやく雲取山が見える。
この辺り、日当たりの良いトレイル端の方の岩に腰かけお昼休憩にした。
風が無かったので、やはり山頂付近とは暖かさが違う。
 
大菩薩峠到着。(10:27)
 
充分休憩したのですぐに熊沢山へ。
樹林帯を登って行きトレイルから少し外れた場所に熊沢山の山頂名板があった。
先行のお兄さんがいなければ見落とすところ。
 
熊沢山から少し歩くと樹林帯を抜け笹原になる。
次に見えるのが天狗棚山。 この日はその先の笹原、狼平まで行くつもり。 つづく。
 
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