2018年7月28日(土)
ゴリッツ小屋 Refugio de Goriz
花園のような草地で休憩後、ゴリッツ小屋へ向けて出発です。
photo by TL北島さん
このように岩のうねる中を通り抜けたりもしました。
モンタヌム(バンダイソウ)
エーデルワイス
岩の多いフィールドに隙あらばと力強く小さな花々が根を張っています。
ピレネーユキノシタ
そして、ゴリッツ小屋がだいぶ近づいてきました! あと一息です!
photo by TL北島さん
もう少しで着いてしまうので、しっかりお花を見ておかないと。w
午後4時半ごろの到着だったでしょうか。 ゴリッツ小屋に到着です!!
フランス側からゴリッツ小屋に向かう人はほとんど見ませんでしたが、ゴリッツ小屋にはたくさんの人がいます。
先にも書きましたが、ピレネー山脈で三番目に高いモンテ・ペルディード(3,352m)の麓にあるゴリッツ小屋には、
おそらくスペイン側からたくさんの登山者が来ています。 皆さん翌日にはモンテ・ペルディードに登るのかもしれません。
チェックイン後、外の様子を撮影に出ました。
マーガレットのようなお花がたくさん咲いています。
シシウドのような花もたくさん咲いています。
マンテマも見られました。
こちらのずっと奥が歩いてきた方向です。
テント泊をしている人もいます。
緑色のテントの向こうに断崖絶壁が見えますが、そこは巨大な谷になっており、そここそが翌日に歩くオルデサ渓谷です。
ゴリッツ小屋はまさにオルデサ渓谷の源頭に位置しています。
撮影後は食堂で仲間とコーラを飲みながらお喋りをしました。
無事に国境を越え小屋に着いた喜びを分かち合いながら。
ゴリッツ小屋は新しい宿泊棟が完成したようで、私たちはその一室を使うことができました。
部屋には写真のような2段ベッドで上下12名が寝られます。 更に向かい側に2人が寝られる二段ベッド。
そのわきに、なんと洗面台、トイレ、シャワーが完備された部屋があるのです! 各部屋に、ですよ!
シャワーは無料で借りられるので(ひとり4分)、みんな順番に汗を流しました。 お湯がたっぷり出るので感激でした!
そして夕食。 まずはお豆のスープ。
photo by TL北島さん
というか、鍋に入っている豆の量が尋常じゃない。 スープじゃなく煮豆だったの?w
ソーセージは一人二本ずつありましたが、食べきれないほど大きい!
添え物のマッシュドポテトが美味しかったのですが、これも量がとても多い!
と、全てに満足してベッドに入りましたが、空には雲が多く夕焼けや星は見られませんでした。 ま、だから早々に寝ることができたのですが。 けれど、夜中にトイレに起きたら、まるで電気が点いているように明るい。 窓の外から光が入ってくるので、「ライトがあるの?」と思いましたが、なんとそれは満月に近い月の明かりでした。
何と!素敵なフラワーロードなんでしょう。
本物のエーデルワイスそして多肉なモンタヌム(バンダイソウ)の不思議な姿に魅了されます。
目の前を遮る物がない広大な草原を小屋に向かって歩けるのも良いですね。
標高3,352mのゴリッツ小屋でも体調崩さず美味しそうなお豆のスープやソーセージとマッシュドポテトも美味しく頂けたのが何よりも良かったと思いました。
初めて見るお花はやっぱり興味深いです。
7月下旬~8月ですからそろそろお花は終盤かと思っていましたが、
やはり夏期ですので、とても楽しめました!
トレッキングさんには高山、小屋泊でたびたびご迷惑をおかけしていますが、
今回は無事行ってこられました。
で、ゴリッツ小屋の標高は約 2,200m です。
標高3,352m の山の麓にあります。
良い小屋でした~。