out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

北海道三世代の旅 ~美瑛、小樽そして支笏湖~

2019-08-25 22:26:15 | travel
 
8月11日(日)
大雪山朝日岳 散策路に咲くミヤマリンドウ
 
 8/10に東京を出発し、富良野でお花や畑の美しい丘を見て、大雪山系十勝岳の麓白金温泉で一泊。 翌朝 8/11は美瑛川の白ひげの滝、青い池を観た。 その後私たちが向かったのは。
 
私の下見だ。(ぇw
半ばそのような意図もあり。
だが、せっかく北海道に来たのだからロープウェイに乗って標高の高い所に上がり、
平地では見られない自然の花や、運が良ければシマリス、ナキウサギ、キツネ、ヒグマ(!?)、
本当は素晴らしい山の景色をみんなで見たかったのだけど。
 この日もどんよりした空なのでお花だけでも見られるかな、と。
 
 ロープウェイを上がった姿見駅の前にはウッドデッキ。 
そこから木道が伸び目の前にはこの池。 周囲にはお花がたくさん。
 
 木道に沿って歩いてゆくとすぐに観られたのがミヤマリンドウ。
 
 青色が濃くとても上品。
 
 少しゴロゴロとしたトレイルに階段。
よく整備されているのだがこの辺りでも母には歩くのが大変なので、この上の第一展望台まで一緒に行った。
その後少し休んで景色を眺め、コーヒーショップもある姿見駅で待っている、と下山。
階段を少し手伝って私や娘は先に進む。 幸い時折陽も射すので寒くはなく、急いで登ると汗ばむくらい。
 
 第一展望台付近でもチングルマの花穂がたくさん見られる。
咲いているときはきれいだろう。
 
主役は秋の花、リンドウやミヤマアキノキリンソウなどに移り変わっている。 
 
シラネニンジン
けれど、まだチングルマの花を見られる場所もあった。 
 
 私が母と少し戻ったり、花を撮っている間に娘たちは第三展望台。
 
まぁ、それぞれゆっくりと。 
 
 鏡池。 右側のトレイルのさらに右に擂鉢池があり、合わせて夫婦池と呼ばれている。
池の斜面には小さなお花がいっぱい。 本当なら奥には雄大な旭岳が望めるのだろう。
 
 と、この辺でイワブクロ。
あとで娘が「近くの人がタル何とかって言ってたよ。」と。 ふ~む。
 
 おぉ。 あの紫の群生は?
 
 エゾオヤマリンドウ。
既に花の一部が茶色く変色している物が多かったのだが、
ここには本当にたくさん咲いていた。
 
 夫婦池を振り返る。
 
娘たちはどこだろう、と探しているが見当たらない。
第4展望台まで来てしまい、母を待たせていることが心配だったが、この景色!
全く見えないだろうと思っていた旭岳の噴火口 が見えてきた。
この先に姿見の池があり、グルッとまわって姿見駅に戻ることもできるが、
来た道を戻るほうが早そうだったので、ここで駅にもどった。
 
娘たちは噴火口近くまで行っていたそうで、後からこのような動画を見せてくれた。
私も行きたかったけど、次の機会だ。w
 
旭岳
 
ロープウェイで下ってきた時間が 12:00を過ぎていた。
 この日はここから小樽に向かってゆく。 時間は2時間半ほどかかる予定。
途中でお昼ご飯を食べようということなのだが。
 
なんだかまた昨日と同じような。w
 
 近くには大昔のCMロケで使われた「ケンとメリーの木」や「セブンスターの木」などがあるらしい。
食堂は小さく40分程待つということなので、少しお花を見て回り時間を過ごした。
お昼ご飯を食べたら、道央自動車道を札幌を越え小樽へ。
 
18:00前ごろホテルに到着。 少し休んでから夕飯に向かった。
上の娘の知り合いお勧めのお寿司屋さんで北の海の幸。 美味しかった~。
 
 夕飯後はお決まりの小樽運河散策。 昼間山も歩いたのに、母もよく歩いた。
 
そして最終日、8/12。
この日も天気は良くなかったが、みんな支笏湖に行きたいというので行ってみた。
新千歳空港にも近いのでいい所。
 
天気が良くなくても船底から湖の底が見える船に乗りたい、と言うので行ってみた。
湖底に柱状節理などが見られるらしい。
が、風が強く波が高い。 これでは私はムリ。 もちろん母も。
ところがそれ以前にこの先2便の船が既に満席。 娘たちも諦めて散歩へ。
向こうには雲の中に風不死岳(ふっぷしだけ)と樽前山(たるまえやま)。
 
千歳川を越えて向こう岸へ。
この鉄道鉄橋のような橋は、実際電車が走っていました。
「山線鉄橋」で知られていますが、もともとは北海道官設鉄道上川線の空知川 に架けられていた。
その後王子製紙株式会社が千歳川に発電所を建設するため、その資材輸送を目的にこの橋を払い下げ移設した、
という経緯があるそう。 この橋、鉄道のおかげで資材輸送のみならず、
旅行者の輸送も行われ、支笏湖周辺の発展に寄与してきたということだ。
 
 支笏湖北側には恵庭岳。 頭をちょこっと出してくれた。
いやぁ~、山景色見たかったなぁ~。
 
 
お昼ご飯は名物のヒメマス、チップを頂く。
ヒメマスをチップと呼ぶのはアイヌ語から。 そして6~8月にしか頂けない旬の魚だ。
「頭から食べられますから。」と言われかぶりつくと、本当に柔らかでおいしぃ~。
 
もう少し時間があったのでビジターセンターへ。 チップも泳いでいる。
色々な展示物を見ているうちに旭岳での謎、「タル何とか」が解けた。
樽前山にはイワブクロがたくさん咲き、タルマエソウとも呼ばれているのだそうだ。
 おぉぉ~。
 
 千歳川沿いに新千歳空港へ向かう道もとても素敵な感じだ。 そして、空港まで1時間もかからずに(30分くらい?)到着するのだからすごい! 早く着いてしまいそうなのでちょっと寄り道。 「道の駅 サーモンパーク千歳」へ。 こちらでは美味しそうなお土産も買えそうだし、美味しそうなものも食べられそう。 更には隣に「サケのふるさと 千歳水族館」もある。 ただお土産も食事ももうそれ程必要ではないし、水族館を見る時間もない。 なんとなく時間つぶしのような感じだったが、隣に流れる千歳川にはサケを捕獲する「インディアン水車」が設置されており、とても興味深い場所だった。 こんな街中にサケが遡上してくるなんて、それだけでもビックリだ。 水族館、観たかったな。 新千歳空港からは車で10分となっているので、本当に最後の観光にはぴったり。
 
 その後レンタカーを返し、飛行機は時間通り新千歳空港を離陸。 曇り空だが快適なフライトで羽田空港に到着。 空港からは自宅近くの駅までリムジンバスに乗り楽々帰宅だった。
 
 今回企画したのが1か月前。 それでも自宅で検索して旅行できるのだから便利になったものだと思った。 しかも、ツアーに比べたら割高なのかも知れないが、旅行比較サイトで飛行機、レンタカー、宿、全て好みの物をチョイスできる。 母がいるから、娘たち若者がいるから、と色々私たちの都合に合わせて場所や時間を調整できるのは、やはり便利でその分楽しみも倍増。 天気は良くなかったが、良い旅ができたと思う。 もちろん私の「下見」にも十分役立った。(*^。^*)
 
 北海道はやはり広くて大きくて、曇り空だから雄大な山の景色を観てはいないが、やっぱり雄大なものを感じた。 旭岳ロープウェイ乗り場で、支笏湖ビジターセンターで見たPVのような素晴らしい景色を見に、また絶対に訪れたいと思う。


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