2016年3月11日(金)
東日本大震災が起きて5年。 もう5年なのか、やっと5年なのか。 5年過ぎて随分復興したのか、まだまだなのか。 様々な所で様々な状況が起こったり、くり広げられたり、もしくは何も変わらないことも?
なので一概にこうだと言う事は出来ないのでしょうが、起きてしまった震災をなかったことにはできない今、そこからどう立ち直るか、それ以上にするにはどうしたら良いか、を考えて行くべきなのでしょう。
先日の3月11日には西東京市のダイドードリンコアイスアリーナにおいて、「仙台石巻ジュニアアイスホッケークラブ」の選手と「西武ホワイトベアーズジュニアアイスホッケークラブ」の選手が親善試合を行いました。
両チームは震災後、津波により道具が流されてしまった石巻ジュニアの選手たちへ、ホワイトベアーズの選手が自分たちの道具を提供したことがきっかけとなり現在でも交流が続いているということ。
今回は「西武レクリエーション株式会社」の主催により「みやぎ鎮魂の日」で学校がお休みの石巻ジュニアの選手を東京へ招待し、親善試合や西武園ゆうえんちでの楽しいひと時を楽しんでもらったそうです。
あまりにも大きな被害を与えた震災に対して、自分が何をしたらよいのか、何ができるのか、という事を考えると途方に暮れてしまうのですが、何もできず動かないでいるよりは、まずは好きな所から関わって行こうというのもひとつです。
今回の親善試合、私は第2ピリオドまでしか見られませんでしたがやっぱり行ってきました。 特に募金活動などがあったわけでもなく、なので私が行ったからといって特に役立つこともなかったのですが、2時半から始まるこのゲームへの道すがら、ラジオからは震災関係の放送を聞き、親善試合開始前には会場にいた全員で黙とうをささげ、それだけでも行って良かったと思ったのでした。
また新たに募金活動や、東北旅行にも行こうという気持ちになりました。
さて、親善試合です!
向こう側、赤いユニフォームが「西武ホワイトベアーズジュニアアイスホッケークラブ」。
手前黄色のユニフォームが「仙台石巻ジュニアアイスホッケークラブ」の選手です。
各ピリオドは15分。 3ピリオドの合計点で勝敗を決めます。
石巻ゴーリーズ、練習時間。
ホワイトベアーズ、練習時間。
ともに小学生のチームなので、身体が大きな選手からとても小さな選手まで、
また、女子も男子も含まれています。
人数の少ない石巻のチームにはホワイトベアーズから助っ人が入りました。
黄色のベストを着た選手が助っ人選手です。
記念フェイスオフ。 この位置です。w
おや。 ホワイトベアーズのキャプテンはFujiくん、#14ですか。w
小学生の親善試合なので、お土産やお菓子など頂いたようです。
そんな時、選手たちは拍手の代わりにスティックを氷にカン、カン、カンッ!!、と打ちつけるのですが、
中央3人の小さな選手たちが、本当に一生懸命カンカンしていて、マジかわいかった。w
さあ、試合開始です!
石巻ジュニア、頑張れ!!
フェイスオフ!
いきなりホワイトベアーズ#14が仕掛けます。
石巻ゴーリーナイスセーブ。
西武ホワイトベアーズといえば、小学生の大会では常に優勝候補。
かなりハードな相手であることに間違いないのです。
この日、石巻ジュニアの監督は諸事情により石巻を離れることはできませんでした。
代わりに監督を買って出たのは元バックスのキャプテンでもある鈴木貴人氏。
現東洋大学監督をされている鈴木氏は日本代表、日本代表キャプテンにも何度も選ばれ、
先日の男子代表オリンピック予選ではコーチも務められていましたから、
子供たちには憧れの選手です。 良かったですね。
さて、ゲームは終始ホワイトベアーズに押されていますが、
石巻も隙をついて反撃に出ます。
ゴール前まで行くことはあっても、ホワイトベアーズの守りは堅固です。
石巻ゴーリー、ナイスセーブ!
そんな中、ホワイトベアーズ、一点先取。
石巻もなんとか一点取りたい!
ひときわ小さな選手がチラッと見上げて残り時間を確認する仕草がプロっぽくてかわいい。w
第一ピリオド終了。
鈴木監督からどんな指導が与えられたのでしょうか。
第2ピリオド開始。 攻撃はどんどん激しくなります。
石巻ゴーリー、ナイスセーブ!!
ホワイトベアーズの素早い動きと猛攻撃にあい、
第2ピリオド終了時
石巻ジュニア 0 - 8 西武ホワイトベアーズ
の結果でした。
第3ピリオドに向けて、石巻のベンチ。
ホワイトベアーズベンチ。
私はこの日はここで終了。 この後のゲームや個人表彰などについては調べたのですがわからず。 すみません。m(_ _)m
いろいろな経験が選手たちの糧となってくれることを望みます。 ホッケーも子供同士の交流も、この後の遊園地での楽しい思い出も。
また、アイスホッケーに限らず困っている時にはお互いに助け合うことの重要性など、結局は今大人がとる行動全てを子供たちはよく見ていて、将来同じことをすると思うのです。 嬉しかった、良い経験ができた、のはきっと石巻の選手だけではないはず。
私も今後さらに長い間、「常に、いつも」というわけにはいかないかもしれませんが、時には震災のことを思い出して何かができるような自分でありたいと思います。
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