くまもとよかとこ案内人の会

熊本観光ボランティアガイドの会です。主に熊本城や熊本市内をご案内いたします。

石の階段は強い?

2016年06月17日 | 熊本地震後の熊本城

おはようございます。

くまもとよかとこ案内人の会のブログにアクセス頂きありがとうございます。

 

 

熊本城は東京ドーム21個分の広さがあり、とても大きいです。

ですから、城内に入ることができなくても、ひとつひとつじっくり見ると結構時間がかかります。 

私自身も地震後の熊本城をすべて把握しているわけではありませんが、気が付いたことをできる限りアップし、熊本城を訪れる人の参考になれば・・・。また今は行きたくも行けないという方に熊本城の現状をお伝えできればと思っています。 

今、二の丸広場から加藤神社へ行くことができるようになりました。

また棒安坂も通れるようになりましたので、下から加藤神社へ上がることもできるようになりました。

そのおかげで私も加藤神社に参拝できるようになり、その時に今まで見ることができなかった石垣なども見ています。 

 

 ここは地図のオレンジ色の丸印のところです。

以前はここに北大手櫓門がありました。現在は石垣だけが残っています。

この辺りの石垣の崩壊はひどいもので・・・。見るのがつらいのですが、石垣の崩れに対して階段は残っています。

 

  

地震前に比べ、階段も崩れはありますが、それでもパッと見ただけで階段とわかります。

ここの階段は以前から封鎖されていたので、一度も昇り降りをしたことがありません。

多分、この先復興しても昇り降りはできないかもしれないけど、先人たちが使っていた階段がこうして残ったのは嬉しいです。

 

 

 

 

 

加藤神社の境内です。

ここにも階段が残っています。階段の両サイドは見事に崩れてしまったのに、この階段は今も頑張っています。

他の石が転がり落ちたのに、階段の石たちはその存在感を今も見せつけてくれています。

階段の上にも崩れた石がのっているので、すごく重いはずです。でも、仲間の石を助けようと、支えようと頑張っています。

熊本城の石垣の石にはこの熊本の先人たちの想いが詰まっています。それが石にも伝わり、石たちも自分たちの持っている力を最大限発揮し、支え合い頑張っています。

今、私たちは崩れた石から多くのことを学ぶことができます。この貴重な機会を私も大切にし、たくさんのことを学び、感じ、それを後世に伝えていきたいです。 

 

熊本城

熊本市中央区本丸1−1

 

 

 

 お知らせ 

2016年6月17日9時より熊本城常駐ガイド再開

2016年6月17日9時~
熊本城常駐ガイド活動再開!

※城彩苑観光案内所にガイドが常駐
※時間 9時から15時

 

観光ボランティアガイド 『くまもとよかとこ案内人の会』
http://www.k-yokatoko.com/

電話 096-356-2333



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