おはようございます。
くまもとよかとこ案内人の会のブログにアクセス頂きありがとうございます。
慶長年間に建てられた宇土櫓。
本丸の北西の隅、20メートルの高石垣の上に建つ3層5階地下1階の櫓です。この宇土櫓は明治10年の西南戦争、明治22年の熊本地震、先の大戦、そして今回の熊本大地震でも大きな被害を逃れたとても力強い、運のいい櫓です。
現在は加藤神社から宇土櫓を眺めることができますが、中には入れないので平左衛門丸からの宇土櫓を写真でご覧くださいませ~♪
平左衛門丸から見た宇土櫓と続櫓です。重要文化財です。
熊本大地震で宇土櫓は踏ん張り、今現在もしっかり建っていますが、続櫓は悲しいことに倒壊してしまいました。
見事に崩れぺちゃんこです。現在は白いシートで覆っています。
宇土櫓、続櫓、二階櫓はくっついていて、いつも一緒だったので、この姿が永遠に続くと思っていました。それが今は宇土櫓だけ単独で建っており、なんか宇土櫓が寂しそうに見えます。
熊本城の天守閣の破風は曲線美が美しい千鳥破風(ちどりはふ)と唐破風(からはふ) です。すごく優しい感じがしますが、宇土櫓は力強い直線の起り破風(むくりはふ)。
宇土櫓が『どんなことがあろうが、天守閣を守ってやる!!!』と櫓全体で断言する強さがここにあります。
中に入りたい!!!
普通、この時期、櫓の中はとても寒く、廊下を歩くだけで足が冷えます。だから、いつもよりもぶ厚い靴下を履いて、この中に入っていました。
今年の冬はそんな日々が懐かしく思い出されます。 寒くてもいい、冷たくてもいい中に入りたいよー。
宇土櫓の最上階から見た大小天守閣。
下から見上げる天守閣もいいですが、宇土櫓から見る天守閣も最高です。
近いようで、遠い存在で、 ここからの見る天守閣との関係がドキドキして好きです。
くまもとよかとこ案内人の会は、
熊本城を中心に熊本市のよかとこ!(良い所)をご案内しています。
熊本城下『城彩苑』に平日3名、土日祝日4名が待機しています。赤いジャンバー(ポロシャツ)のユニフォームが目印です。
無料で熊本城を1時間位ご案内致します。
お一人様でも、グループ(7~8名)でもご利用いただけます。どうぞご利用下さい。
城彩苑案内所常駐ボランティアガイド
受付時間 9時~15時
熊本市内のご希望場所へのご案内は事前のご予約をお願いいたします。
ガイド料は無料ですが、交通費としてガイド1名に付き2,000円お願いしております。
観光ボランティアガイド 『くまもとよかとこ案内人の会』
http://www.k-yokatoko.com/
熊本市中央区二の丸1番1-3
桜の馬場 城彩苑 総合観光案内所内
電話 096-356-2333
思えば、本震の日の朝、ネットにあった続櫓が倒壊した写真は、一番の衝撃を受けました。
だってあの続櫓は行く度に必ず行っていて、しかも本震の3週間前に行ったばかりですので。
今となっては、とても貴重な思い出ですね。
その続櫓は倒壊しましたが、宇土櫓自体は建っていて、それだけで少しホッとしました。
だけど、本震直後は余震で倒壊しないか不安でした。
結局、宇土櫓は倒壊せず、その姿を保ちました。
宇土櫓から見る天守の景色、良いですよね。
本当に何度観ても飽きません。
というより熊本城自体が飽きないですけどね。
今までいくつか日本の城を訪れましたが、飽きずに何度も行きたくなるのは熊本城ぐらいですね。
コメントありがとうございます。
本震のときにすぐに熊本城のことを確認してくださったんですね。ありがとうございます。遠く離れている人が真っ先に熊本城のことを想ってくださるのは本当に嬉しいです。
私は避難生活の中、宇土櫓が大丈夫だったと知りましたが、はっきりした情報を得られず続櫓も大丈夫と思い込んでいました。ですから後で続櫓のことを知ったときはショックでした。
でも、今も宇土櫓は本当に頑張っています。西南戦争、空襲、明治22年の地震、そして今回の地震にも耐えた宇土櫓は本当に強いです。