雑賀のいくさ姫
雑賀の姫、鶴が主人公。
鶴に拾われ,
ともに行動する
イスパニア人ジョアンが語ります。
鶴の夢は南洋での貿易。
商いのため乗り出すつもりが
明の海賊が日本に襲来。
日本の大名の水軍たちとともに
明国海賊と戦うはめに。
雑賀、村上、島津、毛利、琉球、
明国、多くの武将たちが登場。
スケール感はあります。
物語後半の水軍による海上戦の描写、
激しいアクションシーンが
目に浮かぶようです。
雑賀の腕、鉄砲撃ち・蛍、
薩摩の姫、月麗など、
強い女性たちが登場します。
戦いの場面を通して、
次第に明らかにされていく
登場人物の生い立ち。
日本侵攻を企てる敵にしても
哀しい過去を経て、
戦いの場に足を進めていました。
あり得ない設定、
そして結構軽めの小説なので
気楽に読み進めることができました。
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