花ごよみ

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雑賀のいくさ姫  天野純希

2020-11-04 | 本 あ行(作家)

雑賀のいくさ姫

雑賀の姫、鶴が主人公。
鶴に拾われ,
ともに行動する
イスパニア人ジョアンが語ります。

鶴の夢は南洋での貿易。
商いのため乗り出すつもりが
明の海賊が日本に襲来。

日本の大名の水軍たちとともに
明国海賊と戦うはめに。

雑賀、村上、島津、毛利、琉球、
明国、多くの武将たちが登場。
スケール感はあります。

物語後半の水軍による海上戦の描写、
激しいアクションシーンが
目に浮かぶようです。

雑賀の腕、鉄砲撃ち・蛍、
薩摩の姫、月麗など、
強い女性たちが登場します。

戦いの場面を通して、
次第に明らかにされていく
登場人物の生い立ち。

日本侵攻を企てる敵にしても
哀しい過去を経て、
戦いの場に足を進めていました。

あり得ない設定、
そして結構軽めの小説なので
気楽に読み進めることができました。



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