十字架のカルテ
テーマは犯罪者の精神鑑定。
精神鑑定医、影山司が主人公の
連作短編集。
影山司と助手の弓削凛が
犯罪者の責任能力を判定。
高校時代に親友を失い、
その犯人の名前、
罪も明かされないという事実をきっかけに
精神科医になった凛。
心神喪失の状態での
罪は罰しないという刑法39条。
裁判に関し重大な使命を
与えられた精神鑑定。
本当の精神疾患か、精神病の詐病、
あるいは故意、
犯罪者の深い心の闇を暴く。
ラストの「闇の貌」が特に
読み応えがありました。
解離性同一性障害(多重人格)の女性。
自らの中に潜む副人格を
操って意図的に殺人って!?
彼女の人格を呼び起こさせた環境など
弓削凛が暴く事件の真相とは?
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