北海道警察で起こった実録犯罪の
暴露本がもとになっています。
北海道警の刑事・諸星要を綾野剛が演じます。
「S」と呼ばれる捜査協力者と
悪事に踏み込んで行き
落ちていく過程を描いています。
柔道の技量を認められて
道警の刑事になった諸星。
純粋な人物だった彼が
単に成績を上げるため
裏社会の協力者(スパイ)とともに
危ない道へと進んで行く。
諸星を誘う上司にピエール瀧。
手段を間違えていることに気づかない
無知な諸星が
悪の世界におぼれていきます。
転落の一途を辿っていく諸星を
見ていてバカかと思ったり、
哀れだと思ったり…
実在した犯罪というのもびっくり。
どこの警察もこんな感じなのかと
思わせてしまいます。
特に、終盤の薬に手を出し
ダメ人間になってしまった
逮捕直前の綾野剛の怪演が
見ものでした。
女の子、そうでしたね。
ピエール瀧、どんな役でも
きちんとはまってしまいますね。
「64」もよかったですね。
ピエール瀧も良い役から悪い役までこなせるいい役者さんになりました。NHKドラマでの「64」の主演は映画版の佐藤浩市よりも良かったし。