……。

はぁ…。
1通のメールで頭を悩ませた。


営業所に務める1年後輩からのメール。


最終客先図面にあるAの寸法が入っていないのって、何か理由があるんですか？
後、詳細図に書かれてある寸法の括弧を外してください。


的な内容。



メールの下の方には客先から同じような文面が書かれている。
要するに。
後輩は説明が出来なかったという訳である。


お前…会社に勤めて何年になるんだよ……orz

1～2年の新人ではないんだぞ。
図面くらいまともに読めよ。


因みに。
指摘された最終客先の図面と、こちらが提示した図面は別物。


こちらがブランク形状を納品し、その客先手配にて別メーカーによる削り加工を行ない、最終客先図面の指示にある通りの製品になる。


客先のメールの文面は。
最終客先図面と提示された図面に書かれている寸法が異なります。
っていう指摘。


……当たり前だろ。
違う製品なのだから。


指摘されたA寸法を入れると、余剰公差になって、図面として矛盾するんだよ。
どっちの公差採用するんだよ。
検査出来ねぇわ。


って感じの半ば、怒りを含めた返信をしてみた。



詳細図に書かれている括弧も外せないという言葉もつけて。



そもそも。
詳細図に書かれている寸法は重複寸法である為、本来ならば書かなくても良い。
あくまでも参照として書いただけ故に、寸法と公差を記載しての括弧付き。


今のJIS通りに製図すると重複寸法は「●」をつけて、別の場所に「●は重複寸法である」って注記するのが正解……という事を今日、知った。

2010年改定されたのか……orz



重複寸法については…まぁ…良しとしよう。



寸法の矛盾くらいは読み取れよ。
客先の人も図面が読めない人なんだなぁ…って思った。


俺だって正確に読める訳ではない。
でも、明らかにおかしい部分くらいは読む。


間違い探しだけ？
しかも。
元々違うものなのに。



はぁ…。
疲れる。