先日、LAからのお客様が酒蔵見学をしたいとのことでしたので、井出ちゃんぽん(本店)でちゃんぽんとギョーザを堪能した足で鹿島市の峰松酒造を訪問しました。当初の予定では近在の天山酒造に予約を入れていたのですが、フライトの都合で予約時間に間に合わず急遽予定変更して訪問直前に電話しましたが快く受け入れてくださいました。
私も日本酒好きではありますが、その製法となると全く疎く、説明内容に一々感心するばかりです。特に印象に残ったのが「純米」の有り無しについてです。例えば「純米大吟醸」と「大吟醸」の違いなど驚きの内容でした。大吟醸と言うだけで何か特別良いお酒みたいな印象ですが、純米が付くと付かないでは大違いでした。
試飲もできて皆さん満足そうでした。有料ではありますが、搾りたての清酒(未殺菌)は格別だったようです。私はドライバーのため一滴も口にすることなく唯々涎を堪えるのが精一杯でした。
と標題とは全く関係ない話題となってしまいましたので、そろそろ話を戻します。
峰松酒造さんの展示の中に昭和レトロのコーナーがあり、その中で手廻し計算機に目がとまりました。
これを一目で手廻し計算機だと分かる人はそう多くないと思います。ましてやこれを実際に使ったことがある人なんてほとんどいないと思います。何を隠そう私はその一人なのです。と言っても唯の一回だけですが・・・。
私が大学に入学したのが1976年でした。第2学年の後期から専門課程の授業が始まりました。その中に物理学実験Ⅰなる科目があり、最初のテーマが「手廻し計算機」だったのです。当時は8ビットマイコンを搭載したボードコンピュータやBASICが走るパソコンも既に登場していた時代なのに何を今更といった思いで計算したものです。次のテーマは金属部品を加工することでした。ボール盤や旋盤を用いて指定の部品を作らねばなりません。その後の内容はあまり覚えていませんが、現代物理学とはかけ離れたことをやったように思います。物理学科の学生にとって物理実験Ⅰ~Ⅳは必須科目なので避けて通れません。実験の授業は気が遠くなるほど時間と手間が掛かります。失敗すれば、やり直しとなることもあります。どうも自分の性格には合わないなと思い、卒研には躊躇なく理論物理を選択しました。
しかし、今になって思えば自分のやりたい実験のために自分オリジナルの部品を加工するためのトレーニングだったのです。当時はそんなことに思いも至りませんでした。その後、開発の道に進んだり、百姓をするようになったりして無いものは取り敢えず自分で作ってみようと思うようになりました。学生時代にもっと真剣に取り組んでおけば良かったなと残念に思っております。
また脱線しますが、手廻し計算機は歴としたデジタル計算機です。最近はデジタルというと先進的なの同義語と思われますが、そうではない例として挙げておきたいと思います。
一方、アナログ計算機というのもあります。一般的にデジタル計算機よりアナログ計算機の方が圧倒的に速く計算できます。これでもアナログは時代遅れと言いますか???
<参 考> 「アナログを見直そう」
私も日本酒好きではありますが、その製法となると全く疎く、説明内容に一々感心するばかりです。特に印象に残ったのが「純米」の有り無しについてです。例えば「純米大吟醸」と「大吟醸」の違いなど驚きの内容でした。大吟醸と言うだけで何か特別良いお酒みたいな印象ですが、純米が付くと付かないでは大違いでした。
試飲もできて皆さん満足そうでした。有料ではありますが、搾りたての清酒(未殺菌)は格別だったようです。私はドライバーのため一滴も口にすることなく唯々涎を堪えるのが精一杯でした。
と標題とは全く関係ない話題となってしまいましたので、そろそろ話を戻します。
峰松酒造さんの展示の中に昭和レトロのコーナーがあり、その中で手廻し計算機に目がとまりました。
これを一目で手廻し計算機だと分かる人はそう多くないと思います。ましてやこれを実際に使ったことがある人なんてほとんどいないと思います。何を隠そう私はその一人なのです。と言っても唯の一回だけですが・・・。
私が大学に入学したのが1976年でした。第2学年の後期から専門課程の授業が始まりました。その中に物理学実験Ⅰなる科目があり、最初のテーマが「手廻し計算機」だったのです。当時は8ビットマイコンを搭載したボードコンピュータやBASICが走るパソコンも既に登場していた時代なのに何を今更といった思いで計算したものです。次のテーマは金属部品を加工することでした。ボール盤や旋盤を用いて指定の部品を作らねばなりません。その後の内容はあまり覚えていませんが、現代物理学とはかけ離れたことをやったように思います。物理学科の学生にとって物理実験Ⅰ~Ⅳは必須科目なので避けて通れません。実験の授業は気が遠くなるほど時間と手間が掛かります。失敗すれば、やり直しとなることもあります。どうも自分の性格には合わないなと思い、卒研には躊躇なく理論物理を選択しました。
しかし、今になって思えば自分のやりたい実験のために自分オリジナルの部品を加工するためのトレーニングだったのです。当時はそんなことに思いも至りませんでした。その後、開発の道に進んだり、百姓をするようになったりして無いものは取り敢えず自分で作ってみようと思うようになりました。学生時代にもっと真剣に取り組んでおけば良かったなと残念に思っております。
また脱線しますが、手廻し計算機は歴としたデジタル計算機です。最近はデジタルというと先進的なの同義語と思われますが、そうではない例として挙げておきたいと思います。
一方、アナログ計算機というのもあります。一般的にデジタル計算機よりアナログ計算機の方が圧倒的に速く計算できます。これでもアナログは時代遅れと言いますか???
<参 考> 「アナログを見直そう」