山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

手廻し計算機

2024-11-23 | うんちく・小ネタ
 先日、LAからのお客様が酒蔵見学をしたいとのことでしたので、井出ちゃんぽん(本店)でちゃんぽんとギョーザを堪能した足で鹿島市の峰松酒造を訪問しました。当初の予定では近在の天山酒造に予約を入れていたのですが、フライトの都合で予約時間に間に合わず急遽予定変更して訪問直前に電話しましたが快く受け入れてくださいました。
 私も日本酒好きではありますが、その製法となると全く疎く、説明内容に一々感心するばかりです。特に印象に残ったのが「純米」の有り無しについてです。例えば「純米大吟醸」と「大吟醸」の違いなど驚きの内容でした。大吟醸と言うだけで何か特別良いお酒みたいな印象ですが、純米が付くと付かないでは大違いでした。
 試飲もできて皆さん満足そうでした。有料ではありますが、搾りたての清酒(未殺菌)は格別だったようです。私はドライバーのため一滴も口にすることなく唯々涎を堪えるのが精一杯でした。

 と標題とは全く関係ない話題となってしまいましたので、そろそろ話を戻します。
 峰松酒造さんの展示の中に昭和レトロのコーナーがあり、その中で手廻し計算機に目がとまりました。


 これを一目で手廻し計算機だと分かる人はそう多くないと思います。ましてやこれを実際に使ったことがある人なんてほとんどいないと思います。何を隠そう私はその一人なのです。と言っても唯の一回だけですが・・・。
 私が大学に入学したのが1976年でした。第2学年の後期から専門課程の授業が始まりました。その中に物理学実験Ⅰなる科目があり、最初のテーマが「手廻し計算機」だったのです。当時は8ビットマイコンを搭載したボードコンピュータやBASICが走るパソコンも既に登場していた時代なのに何を今更といった思いで計算したものです。次のテーマは金属部品を加工することでした。ボール盤や旋盤を用いて指定の部品を作らねばなりません。その後の内容はあまり覚えていませんが、現代物理学とはかけ離れたことをやったように思います。物理学科の学生にとって物理実験Ⅰ~Ⅳは必須科目なので避けて通れません。実験の授業は気が遠くなるほど時間と手間が掛かります。失敗すれば、やり直しとなることもあります。どうも自分の性格には合わないなと思い、卒研には躊躇なく理論物理を選択しました。
 しかし、今になって思えば自分のやりたい実験のために自分オリジナルの部品を加工するためのトレーニングだったのです。当時はそんなことに思いも至りませんでした。その後、開発の道に進んだり、百姓をするようになったりして無いものは取り敢えず自分で作ってみようと思うようになりました。学生時代にもっと真剣に取り組んでおけば良かったなと残念に思っております。

 また脱線しますが、手廻し計算機は歴としたデジタル計算機です。最近はデジタルというと先進的なの同義語と思われますが、そうではない例として挙げておきたいと思います。
 一方、アナログ計算機というのもあります。一般的にデジタル計算機よりアナログ計算機の方が圧倒的に速く計算できます。これでもアナログは時代遅れと言いますか???

<参 考> 「アナログを見直そう
 
 

まだまだ採れてる夏野菜

2024-11-21 | 農業
 昨日から冷え込んできたと言っても10℃を下回ることはありませんし、霜が降りるのはまだまだ先のことのようです。この陽気(?)のお陰で、未だにゴーヤやピーマンの収穫が出来ております。



 これまでにトマトやピーマンは12月まで収穫できたこともありましたが、さすがにゴーヤは初めてのことです。如何に今年の気候が異例のことであったかの証であるかのようです。こんなに遅くまで収穫出来ているというのは利点ではありますが、一方で発育不良となった作物もあります。押しなべて見ればマイナス面が多かったように思われます。
 
 さて、来年も同様の気候になるのか、それとも平年並みになってくれるのか。こればかりは何人も予測することはできないでしょう。運を天に任せ後は祈るしかないというのも癪ですので、そのリスクを低減できるような対策を施していきたいと思っております。

 第1は、作付け作物の選択です。暑さに強い作物にするという手もあるでしょうが、私は作物の種類を多くすることで対応したいと思っております。暑くても涼しくても、どれかが上手く育ってくれれば良いといった作戦です。
 第2に、同一種類の作付け時期をずらすようにしようと思っております。これはキュウリの栽培などで従来からやっている手法です。これは収穫時期をずらして適量かつ長期に渡る収穫を行うために行っているのですが、これを気候変動対策に応用します。
 これらは余計な手間が掛かりますが、元々少量多品種作付けを行っておりますので左程面倒とは思いません。

 とは言え余りにも暑くなるのはご勘弁願いたいものです。寄る年波には勝てず、愈々体力が衰えていくなかでの酷暑というのは想像するだけでも恐ろしいことであります。
 やはり最後は祈るしかないですね(笑)



藤川大輔プロのボウリングラボ(第12回)

2024-11-17 | 藤川大輔プロファンクラブ(Club Daice)
 昨日、藤川大輔プロファンクラブ「ボウリング理論セミナー(会員限定)~ボウリングラボ」が開催されました。今回でボウリングラボは12回目の開催です。毎回ボウリングに関する疑問・お悩み相談など目から鱗の知識や情報を分かりやすく解説してもらえます。




 今回のテーマは「意外と説明できないボウリングの用語を徹底解説」ということで
・よく使うけど実はあまり理解できていない人が多いボウリング用語
・レーンの攻め方に使う言葉の意味ってちゃんと理解してる?
・視覚情報からでも得られる攻めどころの目安とアジャスト方法
と多岐に渡る内容でありました。

 とその前にラウンドワン・グランドチャンピオンシップJPBA決勝で配信レーンとなったゲームを藤川プロから1投毎に解説いただきました。あの「逆転の藤川」と正田プロに言わしめた伝説(?)の大会です。藤川プロはグランドチャンピオンシップ・ファイナルに進出し、惜しくも決勝トーナメント進出は逃しましたが見応えのある戦いを見せていただきました。

 テーマの内容に戻りますと、日頃ボウリング用語を何気なく使ってはおりますが、実は正確にその内容を理解しているかと言えば”?”マークが沢山付いてしまいます。以前上級者から「もっと手前からボールを転がした方が良いよ!」とか言われたことがありました。「手前から転がす???」そうするとどうなるの? 手前から転がさないとどういう問題があるの? といった具合に理解不能に陥ってしまいます。
 また、YouTube動画などでもでプロボウラーが「このボールは転がりが良い!」とか「転がり感が良い!」とか言っておられのを良く耳にします。さてこの転がりの場合どのように理解すべきでしょうか? 当然前者とは全く異なり、この場合はボールの性能に関する事柄と理解すべきでしょう。
 このように日頃何気なく使っている用語に対して、今回のラボでは正確な解答をしていただけました。一例をご紹介いたしますと「ブレイクポイント」「ライン取り」「内壁・外壁」「向いてこない」「ほどける」「絞る」「幅を取る」「ピン前で滑る」「手前で食われる」「飛ばす」「転がす」「ピン飛びが硬い・柔らかい」「タップ」「チョップ」「ワッシャー」「バケット」「クリスマスツリー」・・・と盛沢山で予定していた時間がオーバーしそうになりました。
 
 このように藤川大輔プロファンクラブ(Club Daice)では不定期ではありますが月例会以外にも色々な企画を開催してボウリングライフをエンジョイしております。
 今回は、このラボに参加したいがために入会したという方もお見えになりました。次回から月例会にも参加いただけるそうです。ボウリングラボも回を重ねる毎に私達のボウリングに対する考え方も向上しつつありますし、初心者にかみ砕いて教えるという作業を通じて藤川プロの理論がより深まっていくものと思っております。そしてそのことが藤川プロの自信を高め、ひいては実績にも繋がっていくものと信じております。

ラッキョウの花

2024-11-15 | 農業
 イノシシ対策として昨年から栽培しているラッキョウに花が咲きました。ラッキョウは百姓を始めた時から少量ながら栽培しておりますが、恥ずかしながらラッキョウの花を見たのは初めてです。これまでにも咲いていたのかも知れませんが、正直言ってあまり気にしておりませんでした。
 しかし、この畑の外周部にぐるりと栽培するようになって初めてその存在に気付きました。赤紫の可憐な花でなかなか綺麗なものです。




 これが畑全体になるとこんな感じになるようです。結構な見応えですね。
 ⇒「とっとり旅 【公式】鳥取県観光旅行情報サイト

 家の畑もいっそのことラッキョウ栽培をメインにしようかな。現在、福井とらくだの2品種を栽培中ですが、これに島らっきょうも加えてみようかなどと考えております。そうすると畑の60%程度がラッキョウになりますので、鳥取のラッキョウ畑のようにはならないでしょうが、そこそこ花が楽しめそうです。
 ただ、こんなに作付けすると販売に苦労するでしょうね。そもそもラッキョウのニーズってそんなにあるのかなとも思ってしまいます。

 この畑ではイノシシ対策として試験的にニラ、ジャンボニンニク、紫蘇も栽培しております。しかし、畑の周囲をラッキョウで取り囲んでいてもサツマイモや里芋がやられてしまいました。その他にも害獣として、アナグマ、タヌキなどが頻繁に畑を荒らしに来ます。彼らも生きていくのに必死なのでしょうから、完璧にシャットアウトすることはできないでしょう。栽培者からすれば、その被害を極小化することしかできません。これからも試行錯誤していくしかなさそうです・・・。


サツマイモ試し掘り

2024-11-13 | 農業
 今年のサツマイモは夏の異常高温で生育不良となりました。今でも暖かさが続いており、漸く何時もの生育状況になってきたようです。しかし、まだ葉が青々としており未だに成長過程のような感じですので収穫を躊躇してこの時期まで来てしまいました。




 ただ、もう11月も半ばになってきますと何時冷え込んでも不思議ではありませんし、通常の収穫時期より一ヶ月程過ぎてしまいましたので待ちきれず、取り敢えず1株だけ試し掘りをしてみることにしました。


 種子島紫はまぁまぁかなと思いますが、紅はるかは実入りが少ないようです。種芋の保存に失敗した安納芋とシルクスイートは残念ながら生育不良のままに終わりそうです。

 カボチャも通常より一月遅れで収穫しました。しかし、ほとんどの果実はまだまだ未熟ですし、未だに花を咲かせているような状況です。

 ハヤト瓜は大繁殖しております。


 しかし、果実は豆粒ほどの大きさしかありません。昨年の今頃は拳大より大きいものを大量に収穫出来ておりました。これから冷え込む前に肥大するとは到底思えません。おそらく今年の収穫は出来ないものと諦めております。


 農作物は天候に左右されることは分かっていても、何となくやるせなさを感じます。来シーズンは、植え付け時期を早めるなどの対策を検討してみようと思っております。とにかくこれまでの経験則が成り立たなくなってきているようですから、画一化することを避け、時間的・空間的にバラつかせる栽培方法をとるのが良いのかも知れません。