風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

駅伝の諸法無我

2013年01月03日 10時51分23秒 | 随想

新春恒例の箱根駅伝を見た。熱烈な大学駅伝のファンが理由ではない。昨年の夏に大平台温泉に宿泊した思い出の地を見たい願望が強かった。従って往路五区、復路六区が該当する。

中央道御殿場インターから乙女道路、乙女トンネルを抜けて早川岸の国道138号・仙石原を通過すると宮ノ下で国道一号になる。大平台・塔ノ沢・函嶺洞門・箱根湯本の東海道が駅伝のコース。

並走する箱根登山鉄道は急勾配を三度のスイッチバックで高度を稼ぐ難所なのである。その電車に乗るのが旅の目的だった。

高校駅伝優勝校は豊川高校、東日本大震災の被災地・仙台育英高校から優秀な走者が大量に転入したことが勝因。

元日恒例の全日本実業団対抗駅伝はコニカミノルタが100キロを4時間51分32秒で走って優勝。

しばしば通った参禅会の師僧の親戚の青年から、豊川高校でなく、豊川工業高校から日体大の駅伝走者で有名になり、駅伝のプロ集団である実業団で活躍した話を聞いたことがある。往路優勝は日体大は不思議な符合。

人生の巡り合せは複雑に絡んでいる諸法無我なのだろう。

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