Ehomaki
”Lucky Direction Roll." Thick uncut sushi roll eaten as seasonal food at Setsubun (Febr. 3). Other name is kaburizushi, ”Sushi where you bite off pieces", pointing at the fact that these thick sushi rolls are uncut.
Ehomaki are traditionally from Osaka and people would take a bite off them while facing in the lucky direction of the year (i.e. the direction of the Zodiac animal) and making a silent wish.・・・
The reason the rolls are not cut is not to cut off good luck. And the reason it has to be a sushi roll is to catch good fortune.
The ingredients of an Ehomaki are free as long as the whole is colorful and usually include some things not normally used in sushi. Sometimes seven different colors are used to remind one of the Seven Deities of Good Fortune.
Ehomaki are today popular nationwide, but this has not always been the case. It is in fact a quite recent phenomenon, brought about by... convenience stores. Seven Eleven and other convenience stores started selling and promoting Ehomaki from the mid-nineties on and they were so successful that now everyone knows them and more than half of all Japanese set their teeth in Ehomaki at Setsubun. Seven Eleven alone sold 5.2 million rolls in 2011.
http://japanesefooddictionary.blogspot.jp/2012/02/ehomaki.html
【KABU和訳】
恵方巻
平たく言えば「縁起の良い方向巻」。節分(2月3日)の日に食される切られていない1本の太目の寿司です。別名、かぶり寿司とも呼ばれますが、それは、かなり太目の寿司にもかかわらず、一口で食べる適度な大きさに切られていないのでかぶりつかなければならないから。
恵方巻はもともとは大阪の伝統的な縁起物であり、大阪の人々は、その年その年の(of the year)縁起の良い方角を向いて--つまり、その年の干支の方角を向いて--恵方巻にかぶりつき、そして、心の中で静かに願いを唱えたものでした。・・・
恵方巻が切られていない理由は、幸運と自分との縁を切らないため。そして、恵方巻が巻寿司になっている理由は、幸運を巻き込んで絡めとるためとか。
恵方巻の材料は見た目に色鮮やかである限り自由です。ですから、普通、寿司には用いられない食材も恵方巻には結構入っていたりします。而して、七福神にあやかって7色の食材が使われることが多い、鴨。
現在では恵方巻は日本全国で見られ食されていますが、昔からそうだったわけではありません。というか、実際は、恵方巻が全国区の習慣に出世したのは極々最近の現象なんですよ。そして、この恵方巻のサクセスストーリーの背後にはコンビニの影が・・・。セブンイレブンを始め他のコンビニチェーンが90年代の半ば以降、恵方巻の販売と宣伝を開始したのですけれど、而して、彼等コンビニ各社の目論見は見事に当たったということ。実際、現在では恵方巻を知らない人はほとんどいなくなったし、日本国民の半分以上は恵方巻を口にしているのですものね。なぜならば、セブンイレブンだけでも、2011年には520万本の恵方巻が売れたということですから。
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あのー、「恵方巻」て、
いつから流行ったんだっけ。
昔、それも10年くらい前までは、「恵方巻・エホウマキ」なんて聞いたこともないような。九州でも山形でも、東京でも神奈川でも、千葉でもウィスコンシンでもミネソタでも、シアトルでも、あっ、サンフランシスコはどうだったかよく覚えていないのですが・・・。
しかし、〈伝統〉とは恒常的に再構築されるもの。だからこそ、〈伝統〉は常に豊穣で魅力的、鮮烈かつ強靭。女子校生のセーラー服しかり、甲子園の高校野球しかり。歌舞伎しかり、将棋の矢倉戦法しかり、そして、自民党しかり。あるいは、共産党もまたしかりなの、鴨(笑)
ならば、「恵方巻」も、捕鯨、すなわち、イルカや鯨をいただく食文化ほどではないにせよ、もうすでに日本の伝統の一斑なのかしらね。〈伝統〉とは、常に現在の地点から見て「伝統」と感じられるなにものかなのでしょうから。と、そう私は思います。
http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/141a2a029b8c6bb344188d543d593ee2
とかとか考えてたら上の英文テクストを見つけました。
そうですか、<伝統>の背後にはセブンイレブンですか(笑)
そういえば、ブログ始めたころ、2006年の今頃、大阪在住のブログ友に、
「えー、恵方巻しらないんですかー!」てコメントいただきましたっけ。
でもね、京都でも恵方巻なんか、少なくとも、私達の学生時代にはなかったと思うんだけど・・・。それとも、地元の人々は自宅内で、他府県から来ている学生に気づかれないようにひっそり恵方巻してたのかしらね。京都人ならそれはあった、鴨。まさかね(笑)
(January 29, 2014 16:00:26)