花・虫

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日本とトルコのエピソード

2006-01-12 09:47:42 | メモ
 明治23年、海路11カ月かけて横浜に到着したオスマン帝国のオスマン
・パシャ特派大使を団長とする約650名の使節団は、明治天皇への謁見を
終え帰国する途中、台風に襲われ、一行が乗船するエルトゥールル号は和歌
山県沖で沈没。数百名が死亡する大惨事になりました。
 このとき、付近の住民が懸命の救助活動にあたりました。69人の生存者
は、その後、日本海軍の巡洋艦でトルコまで丁重に送り届けられました。そ
の後、和歌山県串本町に慰霊碑が建立され、5年に1度、慰霊の式典が行わ
れています。
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 それから95年経った昭和60年、イラン・イラク戦争の最中、爆撃にさ
らされたテヘランから脱出しようとする在留邦人を救ってくれたのがトルコ
でした。
 日本はテヘランに定期便を乗り入れておらず、テヘランから国外へ脱出す
ることは絶望的と見られていましたが、日本の大使館員や現地駐在員の必死
の思いは近隣国トルコに届き、トルコ政府は、日本人を救出するために特別
機をテヘランに派遣してくれたのです。「イラン領空内の全ての航空機を攻
撃対象とする」というイラクの攻撃開始宣言のタイムリミットぎりぎりに特
別機はイランとトルコとの国境を越え、「トルコへようこそ」という機長の
アナウンスが機内に流れたときは、大きな歓声があがったということです。

このときの機長アリ・オズデミル氏は現在も健在
参照
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 平成11年のトルコ大地震の際に、日本は官民あげて災害復興支援をしま
したが、その際に、阪神淡路大震災のときに使用した仮設住宅が多数トルコ
の被災地に送られた。
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              小泉内閣メールマガジン 第217号より


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