本を買っても・・・・・(何も)変わりません!!

本を買っても変わりません。でも買わずにはいられません。本からどのような影響を受けるのか、本の紹介ブログです。

ゴミ清掃員の日常

2020年02月11日 | 

今週(?)もブログに向かえました!
(今回ちょっとだけネタバレあります)

日曜日はMちゃんと初詣に行ってきました。
初詣に行ってご飯食べて本屋さんに行ってきました。
大きい本屋さんは久しぶりで楽しかったです!
欲しい本をいろいろチェックしました。
面白そうな本がたくさんありました~。

その時買った本です。
 
 「ゴミ清掃員の日常」原作・構成/滝沢秀一/まんが/滝沢友紀/講談社/¥1000(税別)

芸人さんがゴミ清掃員の仕事をしていて本を出している、というのは何かで聞いていて
読んでみたいな、と思っていた本でした。
本屋さんでみかけて「これか~、コミックエッセイなんだ~」と思って手にとってパラリ。
(読んでわかりましたが、書籍も出版されています。私が聞いたのはたぶん書籍の方でした
 まんがは奥様が描かれています。まんがとか描いたことなかったそうです!すごい!)
たまたま開いて読んだページが原作者の奥様が産後うつで入院、上のお子さんは原作者の実家へ
預けられて、下のお子さんは施設へ。
原作者は朝5時に起きて清掃員の仕事とお笑いの仕事(相方に迷惑をかけていると感じながら)、
奥様のお見舞い、上のお子さんに会いに行って、
お弁当を作って、くたくたで。
「家族バラバラで寝ている
 全部が全部中途半端
 何もかもが中途半端だ
 中途半端人間・・・・・・
 いったいどうすればいいのだろう・・・・・・」
もうこの言葉、自分の事と思いました。
夫や子どもがいるというわけではないのですが、本当に日々自分が感じていることなんですよね。
これは買って家でゆっくり読まなければ!と思い買いました。

すごいいい本でした。
いい話やせつない話がたくさんあって。
芸人として、夫として、父親として、年齢とか家計のこととかすごくいろいろ悩むんだけれど、
環境は私と真逆なのに悩んでいることはまったく一緒。
これが本の不思議さですよね。
答えというわけではないのですが「桜」というエピソードが悩みながら生きていく、けれど一筋の方向性を表しているのかなと。
すべてのエピソードがあった上での「桜」の話なんですが。

本当にいい本でした。
「おとうさん」というエピソードで
「相当カッコイイと思うな
 君のお父さん
 いばることなく一生懸命働いて」
という言葉があるんですが、こんな風に働いている人がいっぱいいるということに
なんだか勇気をもらいました。
一生懸命働くお父さんもかっこいいし原作者の芸人さんもがんばっているしやさしいし。
そういう人がいるってわかると、わたしも頑張ろうって思いましたもん。

お話の最後は家族4人川の字になって寝るのですが、
「家族4人並んで寝るってのはすごいことなんだなぁ」
私も先週毎晩思ってました。
いや、川の字になって寝てはないですが。
先週結構寒くて。
寒い日は湯たんぽを2個使用するんですが、ぽかぽかのお布団に入って
「今日も湯たんぽ2個のぽかぽかのお布団で眠れた。ありがたいなぁ。」って。
安全な所でご飯食べてあったかく寝られるってすごいこと、ってしみじみ思いました。

あと、この本を読むとゴミの意識変わります。
ゴミの分別はきちんとやる方ですが、もっときちんとやろうと思いましたね。
私は仕事を何回か変わっているのですが、どこの職場でも言われますよ
「次の人の事を考えて仕事をすること」って。
ゴミも同じ。
ゴミで終わりではなく、ゴミの先まで考えて生活したいなって思いました。