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映画のタバコシーンをチェック。FCTC(タバコ規制枠組条約)の遵守を求め、映画界のよりよい発展を願うものです。

ホットロード

2014-08-18 | 2015以前の映画評


「ホットロード」 三木孝浩監督 ×

 少女コミックの名作の映画化です。
 母子家庭の和希(能年玲奈)は自分が望まれて生まれた子どもではないと勝手に思い込んでいました。ある日学校になじめないでいる友だちから誘われ夜の湘南で暴走族の不良グループのリーダー春山(登坂広臣)に出合い魅かれます。一方春山も傷ついた小動物のような和希を放っておけないのでした。
 家に帰らなくなった娘を母親は心配しますが、そんなとき春山は交通事故に遭い瀕死の重傷を負うのでした。
 能年がいくらなんでも15歳には見えません。大人になった和希が登場するならば理解できますが、15歳の役だけならば実年齢がもっと近い女優を選んでほしいものです。能年の映画を撮りたかったならば内容が不釣り合いでした。新宿の暴走族のメンバーはそれらしさがありましたが、湘南のメンバーはリーダーを筆頭に凄みが全然なかったです。前リーダーのトオル役の鈴木亮平なんてまったくのサラリーマンにしか見えませんでした。説明ばかりの独白もしらけました。
 タバコは、暴走族が主人公の割には喫煙率が大変低く、前リーダーのトオルが1回喫煙しただけ。(×)そのほかラストの工場の休憩場面で工員の喫煙が映ってしまいました。若い俳優をタバコの害から守った制作姿勢はよかったです。


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