「進撃の巨人」 PG12 樋口真嗣監督 ☓
全世界累計発行部数5000万部の諫山創原作の実写映画化の前半です。
人類は巨人に襲われ文明はほとんど崩壊しましたが、生き延びた僅かな人々が巨大な壁を三重にも建設し、なんとか生活をしていました。100年ほど巨人とは無縁の時が流れた頃、いきなりまた巨人たちが現れ、人々を次々に食い散らかすのでした。エレン(三浦春馬)をはじめ多くの若者が防衛軍の兵士となり闘います。果たして人類に未来はあるのでしょうか。
1950年台の「ゴジラ」から始まる特撮技術の本領発揮といったところでしょうか。ゴジラよりも生々しい巨人たちの暴れ方は不気味でした。「壁」「巨人」が意味することはそれぞれの世界に該当するものがあるためか世界中で読まれているという原作ですが、実写版でもその「哲学」は伝わってきたように思います。後半が楽しみです。
タバコは、「食べるものも十分にない」という中、不思議なことにタバコはあるのです。ピエール瀧が演ずる衛生兵は傷病者にタバコを吸わせていました。テクノロジーの発達により、戦争が始まり文明は破壊された後の世界、という設定でタバコだけは存在することが本当に謎です。(☓)