「おっさんずラブ」 瑠東東一郎(りとう とういちろう)監督 ○
2018年、流行語大賞にも選ばれた同名のテレビドラマの劇場版です。
天空不動産に勤める春田(田中圭)は1年ぶりに香港から古巣の第二営業所に戻りました。春田に気がある部長の黒澤(吉田鋼太郎)などの同僚から歓迎を受けます。しかし、職場には本社主導の新しい開発プロジェクトが発表されそのメンバーに牧が抜擢されてしまいます。リーダーである狸穴(沢村一樹)の強引なやり方に反発する第二営業所のメンバーですが、なかでも、春田は牧との同棲も解消されその原因には狸穴が関係しているのではないかと勘ぐります。一方新人のジャスティスこと山田正義(志尊淳 すそんじゅん)からは「春田さんてお兄さんみたい。」と甘えられてしまうのでした。おっさん、お兄さんたちの恋模様は一体どう展開するのでしょうか。
「ラブ」とはいうものの中学生の初恋のような表現のみで色っぽい場面はほとんど無く健全なラブコメディです。前半は田中圭がテンションが高すぎる気がしましたが、後半の「家族とは?」「家族になるとは?」のセリフにたどり着くまでの助走と思えばまあいいかな。ラストのサプライズウエディングは予想外でした。みんな幸せになろうね。
エンドロールのあとに大事な場面があります。くれぐれも最後まで席を立たないように。
タバコは、なし。無煙です。吉田鋼太郎はタバコ露出が多い俳優ですが、貴重な人材なので健康で活躍してほしいですね。今作では喫煙せずとてもよかったです。今後も期待しています。