「太陽は動かない」 羽住英一郎(はすみ えいいちろう)監督 ✗✗
吉田修一原作のスパイ・アクションを実写映画化しました。
スパイ組織「AN通信」のメンバーは、24時間に1度連絡をしないと爆発する爆弾を心臓に埋め込まれています。鷹野(藤原竜也)と田岡(竹内涼真)は新エネルギーに関する極秘情報を巡って各国の同じような諜報機関のスパイたちと身体と頭脳を使った闘いを繰り広げます。活躍している「AN通信」のメンバーの過去にはある秘密がありました。
主な舞台はブルガリアのソフィアで、対抗する組織には中華系、韓国系のメンバーが入り乱れ、実際の外交では色々問題を抱えているものの「映画」という舞台では協力してひとつの作品としていることに好感を持ちます。
また、「今日を生きろ」というメッセージを何度も強く「推し」ていて虐待されてもいじめを受けていてもとにかくすべての子どもたちに死なずに生きてほしいという願いが感じられました。
タバコは、藤原、市原隼人、などが喫煙しスパイらしくありませんでした。(✗✗)海外のロケ場面でバイクの男が吸い殻をポイ捨てする場面があり、日本人としてたいへん恥ずかしく思います。
海外で撮影をするのはいいけれど日本のタバコ対策は世界的には遅れているので「日本の常識」は海外では「非常識」と見られることもあります。配慮をよろしく。