「鹿の王 ユナと約束の旅」 安藤雅司、宮地昌幸監督 ○
2015年本屋大賞受賞の、上橋菜穂子原作のファンタジー小説をアニメ映画化しました。
最強の戦士の頭ヴァン(声 堤真一)はツオルとの戦いに敗れ奴隷となり岩塩鉱で強制労働させられていました。そこへ山犬の群れが襲いヴァンも噛まれます。実はその山犬に噛まれると黒狼病になりほとんどの人が命を落とします。ところがヴァンは怪我だけですみ山犬が咥えていた子どものユナとともに逃げ出します。一方、ツオル国では黒狼病で多くの犠牲者が出ていて医師のホッセル(声 竹内涼真)は治療法の研究をしていました。噛まれても生きているヴァンの血から治療薬を作るためヴァンを探します。
ヴァンが乗る鹿たちが食べる不思議な草が沖縄の長命草に似ていて「食と病」の関係が妙に納得してしまいました。ホッセルの「すべての命は関わり合っている」という研究と鹿の乳をはじめとする食物とそして流行病の結びつきをもう少し掘り下げるとコロナ下でもっと支持を集められたのではないかと思います。
タバコは、なし。無煙です。