MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・睡眠に関わる問題等を論理的に説きます。

風邪・インフルエンザ〜現代における、よくある観念論的発想〜

2017-02-08 21:30:38 | 哲学(世界観・弁証法・認識論・論理学)
風邪・インフルエンザ等に関わる観念論的見解について。

現在、インフルエンザ大流行であるらしい。風邪の季節でもある。自身では、一般的には、風邪をひくのもインフルエンザにかかるのも、自己管理=生活過程を整えることが出来ていないから……との思いがある。

ところが、自身の周囲の人々の見解は、どうもそうではないらしい。風邪だから仕方が無い、インフルエンザだから仕方がない、病氣だから仕方がない……つまり、病氣というものがあって、病氣にかかった本人とは無関係に、病氣にしてやろうとの悪意を持ってどこからかやって来て、の病氣であるとの観念論的見解が一般的であるようだ。

しかしながら、観念論云々という大仰なことを言うまでも無く、病氣に成った自身の生活過程を振り返るならば、必ず、睡眠不足が続いていたとか、無理することが続いて疲れがたまっていたとか、食事をちゃんととっていなかったとか、寒いのに裸足で足元から冷やしてしまっているとか、喫煙で上気道の免疫力を低下させてしまっているとか……の、思い当たることがある筈である。特に、風邪だとかインフルエンザだとかの病氣にいたる過程の短いものは、素人でも分かるはずである、分かって然るべきである、と思う。

ここで、観念論的というのは、インフルエンザにしろ風邪(を引き起こしたとされるウイルス)にしろ、人間の身体の中でウイルスが増殖した結果としてインフルエンザなり風邪なりを発症したのは、本来ならば世界全体として、それゆえ人間とも調和している筈のウイルスを、異常に増殖させる条件を自身の内に創り出した人間に罪があるのであって、それをあたかもウイルスが病氣を引き起こそうとする意志、意図を持って人間の身体に取り憑いた如くの物言いをすることを指している。

このように少し考えれば、風邪だから、インフルエンザだから……病氣だから、としてしまうのは随分とおかしなことであると氣付くべきであるのに、そしてそれが医療と関わりの無い素人ならばともかくも、現実には……。
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