MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・睡眠に関わる問題等を論理的に説きます。

「人間は何を食べるべきか?」(2/4)〜食物連鎖・食の二重化の問題〜

2024-12-06 09:17:00 | 食・運動・睡眠は如何にあるべきか
 前回は、地球現象であった「生命現象」が地球の物理的変化(冷える、固まる)に対応して、生き残るために、自己と地球とを区切る「細胞膜」を誕生させ( = 単細胞生命体の誕生)たものの、それでは地球とのつながりを持てなくなり(生命現象を維持できなくなり)、結果として、「食」(と排泄)ということを誕生させた。

 それゆえ、「食」とは、「生命体が地球との一体性を保つためのもの」であり、「地球そのものの摂取」である。ということが「食の原点」であるというところまでであった。

 さて、そこから生命体の進化とともに食は発展していき、食の発展とともに生命体は進化していく。

 具体的、構造的には、地球そのものの摂取(大気、大地いずれは水等)と他の生命体の摂取への二重化である。

 そして、その食の二重化を果たせた生命体(単細胞生命体)は、次の段階へ(カイメン体へ)と進化していく。

 これは、地球そのものよりも生命体が摂取して自己化した地球 = 他の生命体の方が、生命体にとっては良質な?利用しやすいものとなっているから、ということである、と思える。

 これは例えば、ミネラルのサプリメントが、ミネラルそのままと比べて、キレートされたもの(アミノ酸とくっついたもの)の方が数倍効率よく吸収され利用されるというイメージ。

 以降、生命体は地球そのものと他の生命体との二重の摂取を行いながら、進化していくのであるが、クラゲ体までの食の摂取は、自己の周囲に漂うものの摂取であり、そういう意味では、単細胞体の段階の食の取り方とあまり変わらないと言っていい。

 それが、魚類の段階に至って、感覚・運動器官、代謝器官、脳・神経器官の誕生とともに、他の生命体を探して、追いかけてとなっていくことで、食を発展させ、一段と進化していくこととなる。

 クラゲ体までが受け身であるのに対して、魚類体以降は能動的な食の摂取と言える。

 また、食の二重化を果たせた生命体だけが進化して行った、行けたということからも、人間は他の生命体を食べること無しには、まともには生きられない存在、宿命にあるということが......それゆえに、ヴィーガンというものも、「動物可哀想」という心情は理解できるものの......と思う。

 (加筆)この地球そのものの食から二重化していった食の対象は、理想的には<生命の歴史>丸ごと(事実レベルでは無しに論理レベルで)であるべきであり、それゆえに「雑食」ということの大事性でもある。

 また、本来の地球そのものの摂取も、地球そのものから生命体化された地球そのものへと、なっていく。例えば、同じくに大気といえども、砂漠の大気よりも森林の大気(植物としっかり相互浸透して、生命体化された大気)が良いように。同じくに水であっても、精製水よりも山の湧き水や大腸で腸内細菌群と相互浸透した水が良いように。

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