何でそんな話になるわけ。。

かみさんのお父さんが認知症を患っていまして。。
最近、後見人をつけるだなんだという話で盛り上がっている？らしく。。

かみさんは長女でして、下に妹と弟がおりまする。
お義母さんは健在で、今は自宅でお義父さんの介護をしているのですが。
週に何回かはショートステイやらデイサービスやらを頼んでいるらしく。
何か月か前まではお義父さんは入院していて、退院してくる時も介護施設への入居を考えたらしいのですが、お金がかかるとのことでお義母さんは拒否をされたとか。

このお金の部分を何とかしなくては、ということで後見人を考え始めたらしいのですが。
土地を何個か持っているらしいのです。
ただ売れそうな土地は少ないらしいのです。
でも売るためには、裁判所の許可が欲しいと。

成年後見人、、、家族でこの人と選んで裁判所に申請するのですが、必ずしもその人が後見人に指名されるかはわからないらしい。。
場合によっては司法書士とか、弁護士とか、最近は行政書士もか、、、が指定される場合もあるそうな。
仕事として、こっち方面は疎いのであれですが。。
仮に法律屋さんが就任した場合、費用がかかるためそれは避けたいと。

さて土地の話に戻るのですが、売れる土地ということで考えられるのは、今お義母さん達が住んでいるかみさんの実家だとか。
そこを売ってお金に換えて云々。。。。

「ねぇ、誰がそれ言い出したの？ってか何でそんな話になるわけ」と、かみさんの話を聞きながらついつい言葉に出てしまった。
この家では猫が3匹います。
お義母さん曰く「猫が一緒ならアパートでもいい」らしく。
かみさんも「でもね、お母さんアパートで暮らしたことないから、難しいよね」と。

そもそもお義父さん名義の財産がどれだけあるかもちゃんと把握できていない状態で、実家を売るという思いに至るところが度し難い。

「まず、土地建物・証券・銀行・生命保険等、財産の目録を作って。土地建物に関してはそれぞれ固定資産税が幾らなのか。公図を取って、実際何処にそれらがあるのか。あと収入と支出は銀行口座でわかるだろ？デイサービスとか今かかっている費用と入所させるときの費用。そういう条件全部洗い出してからみんなで話しなよ。簡単に今住んでいる所を売ってとか言ってんじゃねぇよ」

遺産相続では揉めることが多々ありますが、今後はこういう案件も増えていくんだろうなぁ、他人事みたいですが。。
いやぁ、くわばらくわばら。。

今日から成年後見人になりました(第2版) 児島 明日美 自由国民社

成年後見の実務-フローチャートとポイント- 公益社団法人 成年後見センター・リーガルサポート 新日本法規出版