プロの先生間で流行する戦法は、それを観て勉強しているアマでも指される事が多いが3三角戦法は、そこまでの変化と後の変化手順が満載で、オジサマ間の大会では指されないかと思っていましたが、昨年の高山交流大会では優勝者を含め岐阜のトップクラスの方が指していたのには驚いたが、その人達は詰将棋の得意な人でもあって、なるほどそうなんだと改めて思った次第。
子ども達は角交換が好きで、たぶん角を持つと攻撃力がアップするからだと考えられ、現在のプロの先生も角交換が盛んなので、子ども達には普及の環境と相まって良い時代なのかもしれない。
話を教室に戻すと、卒業レベルが初段なので初段を相手に、万遍なく子ども達が好きな戦法で相手してあげられる様にと思い、弱いYowai50の手習いで最近3三角戦法も研究し始めたが、小学生相手に豊島アタックを誘い、その先の変化手順で裏定跡的に指すとは、少々大人気無き様相であったが、それはそれで将棋の魔力と言う事でご容赦してもらおうかな。
△4一桂までの図。
雑誌等の「次の一手問題」と同じように見ると、浮かんで来ないかもしれない。
「実戦の詰将棋」問題として出すと、瞬時に見えるかもで、問題提示では次の一手としたのが煙幕でしたが、会員の皆さん解けたでしょうか。
銀を捨て桂馬も捨て、更にもう一枚銀を捨てる7手詰になっています。
この詰めが見えず、▲1一銀とが見えた人までを、合格としておきましょう。
▲5一竜までの図。
この問題は、後手の次の一手にしてみた。
盤面を反対にして編集すると、あっという間に判るから、あえて後手番(実戦のまま)にしている。
△6七飛成が見えれば、後は最後まで読めなくても追っかけて行けばOK。
自玉の詰みを読む、練習問題でした。