曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

アサギマダラの幼虫が大変なことに

2011年11月05日 | 日記

崖の植物

 

 

 


 

海に面したみかん畑

 

 


 今日は朝から雨が降っていましたがそれでもまだアサギマダラが庭にやって来てフジバカマから吸蜜していました。アサギマダラの渡りは大方終わったのではないかと思うのですが近所の山で羽化したばかりのきれいなアサギマダラがぼつぼつやって来るのではないかと思います。みかん畑の近くにあるアサギマダラの繁殖地のことが気になったので雨が少し降っていましたが見に行ってきました。しばらく行かなかった間に大変なことになっていました。私の植えた小さなキジョランはどの株も丸坊主になりかかっていました。先に生まれた幼虫たちはほとんどが終齢になっていて餌が足りないかもしれないのです。その上後で産み付けられた10個余りの卵はみんな孵化していました。この卵がうみつけられたキジョランはとても小さな株で葉が4枚しかないのです。1匹のアサギマダラの幼虫が育つにも足りないかもしれない量です。終齢の5匹は何とかなるにしても孵化したばかりの10匹は何処かへ移さないと飢え死にしてしまいます。取りあえず終齢の1匹だけ家に連れて帰りました。

 

 

 


 

山のアサギマダラの幼虫

餌が少ないからなのか一枚の葉を3匹で並んで食べていました。こんな光景は初めて見ました。

 

最初の写真の左側の幼虫を家に連れ帰りました。

 

キジョランに産み付けられた卵が孵化

この小さなキジョランの苗は今年の春私が植えたものですがこの木の葉裏にはなんと12個の卵がうみつけられました。1匹のアサギマダラの幼虫が成長するためには4枚くらいの葉が必要です。この小さな木では12匹はどうしても育ちませんので早いうちに他のキジョランに移さなければなりません。

この葉には5個の卵が産み付けられていましたが全部無事に孵化したようです。

蟻が来ていますがこの幼虫は大丈夫でしょうか。

 

11月1日に撮った卵の写真

産んだばかりの卵と孵化が近い卵がありました。

 

11月1日に蛹化したばかりのアサギマダラの蛹

下の写真は次の日の撮影

 

 


 

ここ数日庭へやって来たアサギマダラ

11月1日に来たアサギマダラ

 

11月2日  一つはマーキングして放つ。 2頭  (写真なし)

 

11月3日  すごく大きいアサギマダラが来た。 1頭  (写真なし)

 

11月4日  1頭だけ。

 

11月5日  雨が降ってもやって来た。  1頭

1日や4日に来た蝶と5日の蝶は異なる。どのアサギマダラも破れがなくて羽化したてのようです。

このあたりの山では今頃から11月一杯まで次々とアサギマダラが羽化するはずです。それより遅れた幼虫は幼虫のまま越冬することになります。