今日は勤労感謝の日、昔は「新嘗祭」という伝統的な祭事の日でした。時代は変わり、それより今夜はサッカーW杯の初戦対ドイツ戦で盛り上がることになりそうです。ガンパレニッポン、サムライブルー!
ところで、Twitterで知られるアメリカのソーシャルメディア大手のツイッター社は、買収により、経営は起業家で実業家のイーロン・マスク氏の手に。
そのマスクCEO、早速、ツイッター社の改革に着手、手始めは数千人規模のレイオフを実行。
さらに、残った社員に「猛烈に働くかそれとも退職か」と選択するように迫ったそうです。
まさに、栄養ドリンク「リゲイン」のアメリカ版「貴方は24時間戦えますか?」ですね。もう驚くばかり。
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こんなニュースを目にすると、例の働き方改革で、過剰に働かない、働かせないことになっている我が国日本は??と思わずにはいられません。
日本の過労死は、そのまま横文字になるほどです、日本人は昔から勤勉と言われ、放っておくと寝食を忘れて働く人がいますから、でもねぇ、年がら年中仕事と言うのもちょっと。全てが人生=仕事では虚しいし、第一、人間はロボットではありませんから。
江戸小噺に、
若者が昼寝をしています。そこに大家さんが来て、若者を叱ります。「若いときは二度ない、若いうちは、せっせと働きなさい」と。そこで若者が問います。「ですが、大家さん。せっせと働くと、どうなるんですか?」「そうすりゃあ、お金が儲かる」「お金が儲かると、どうなるんですか?」「そうすると、自分のお店(たな)がもてるようになる」「で、そのあとは・・・・・・?」
「そのあとは、いずれ店を番頭さんにまかせて、ゆっくり昼寝のできる身分になる」「ですが、大家さん、あっしは、その昼寝をいましているんですが・・・・・・」
引用:『阿呆の知恵』(ひろ・さちや著)
実際、江戸時代の職人さんは一日4〜6時間ほどしか働かず、そのため皆んな貧しい暮しだったそうです。
でも、江戸は世界的に有数な大都会になり、文化も花咲きました。貧しい中にも心にゆとりがあったんですな。
さて、今回のマスク氏の問いかけに、何人の社員が“YES、やります”と答えたかはわかりませんが、きっと才能豊かな有能な社員さんなんでしょうね。四流社員を目指した翁には想像すらできませんが。
やる気と才能があれば、高額の報酬や、もしかしたら長期休暇が得られるのでしょう。それが嫌なら段ボール箱を抱えて去るだけ、アメリカは、転職が当たり前の国、まさに弱肉強食の世界です。
マスク氏のように社員に呼びかける日本企業はありません。仮にあったとしても労働基準監督署が黙っていないでしょう。日本は労働基準法で週40時間労働の国、後は残業時間?
翁の現役時代は、サービス残業などという言葉が流行りました。翁の会社も。残業代の予算があり、それを越えると、、、。もう昔の話ですが。
そして、何かにつけ物議を醸し出し、停止されていたトランプ前大統領のツイッターのアカウントを「民衆の声は神の声」として復活させるマスクCEO。
彼の元でツイッター社は一体どうなってしまうのでしょうか。何より会社を去った人たちの行先は?とても気になります。
終わり