ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

「一」の山

2008-06-16 18:41:02 | 四方山話
今月は「二」上山の次に「三」輪山に登りました。
ちょっとした偶然の面白さに、これまでに登った数字のつく山や峠を拾い出してみます。
<>内は登った「年度/月」です。その時々の思い出がありますが、その中で印象的なものを…。
では「一の山」から

一ノ越(立山・2680m) <1961/08, 1966/07,1973/08 1991/08>
73年に子供を両親に預けて、二人で白馬岳~朝日岳山行。
いったん小川温泉に下ったのですが、予備日が余ったので富山駅で食料など
補給して再び山へ。
昼過ぎ室堂から一ノ越に着いて、建て増しされたばかりの山荘新館に泊まりました。
それまで幕営合宿では通過するばかりでした。
「きれいで旅館なみ…夕食には海老フライ…」と山日記に書いています。
翌日、立山に登って雷鳥沢を下り、その日のうちに帰宅しました。

一服剣(剣岳・2618m)<1961/08,1962/08,1966/07,1972/07,1998/09>

小屋前から一服剣、前剣、剣岳(左から)

♀ペンはなぜか剣に縁がなく、10年前の98年9月に初めて山頂に立ちました。
室堂から雷鳥沢を登るのはきつかったです。
「初めて来たときから年齢は37プラスだが、8キロのザックは20キロ近いマイナス…」
と自分に言い聞かせています。
剣沢小屋は個室でシャワーもあり、夕食の献立は「なんとビフテキと湯豆腐、
コンニャクのオランダ煮、そうめんカボチャの中華風、ナメコ汁…」のご馳走でした。

翌朝、サブザックを背に5時半に小屋を出て、ちょうど1時間で一服剣。
針ノ木から爺ヶ岳に続く稜線がくっきり見え、剣沢小屋も剣山荘もすでに小さくなりました。
8時半、剣頂上に着いて素晴らしい展望を楽しみました。この日は剣沢、別山乗越、室堂、地獄谷見物をしてさらに天狗平まで歩く11時間行動でした。

一ノ森(剣山・1872m)<2002/08,2006/08>

バックは槍戸山

剣山には4度登っていますが、一ノ森を通過したのこの二度、いずれもJACの仲間と一緒です。
04年はキレンゲショウマを見るのが目的でした。
06年は四国分水嶺踏査の途中でした。
一ノ森は剣山から東に伸びる尾根上にあります。間には二ノ森、三ノ森のピークがあります。
一ノ森から白骨林で有名な槍戸山をピストンしましたが、美しい森林帯を抜け出したところは、剣山や次郎笈の素晴らしい展望台でした。

一徳坊山(和泉山脈・541m)<1963/05,1965/09>
1965年所属していた社会人山岳会読図練習山行で、道標のない初めての道を選びました。
三日市から歩いて中山谷の入口を探し、谷を詰めるうちにカンオコ尾根にでて猛烈なブッシュ漕ぎ。
頂上直下の痩せ尾根では吹き飛ばされそうな強風と雨。金山谷に下りる予定がシオカラ谷を下ってしまいました。
結局は予定より早く日野に下りました。今のようにGPSがあれば、悪天でもどうということのないコースなんですが…。

一体山(大和平野・595m)<2000/06>
こちらをご覧ください。