25日から娘と孫が帰国中ですが、今回はタイの某市長令嬢と秘書嬢ら6人の女性たちの
ガイド兼通訳で来日しているので、観光案内を済ませた後の里帰りになります。
26日、3日続いた雨が上がりました。
しかし、ようやく太陽が顔を見せたと思うと、また雲に隠れて雨が降り出し風も吹く
気まぐれな天気でした。
今日は御一行様が奈良へ来るついでに、私たちに挨拶しに来るというので慌ててこちら
から奈良へ行くことにしました。
時間待ちの間に登大路に面した氷室神社へ行きました。
奈良時代には各地に氷室がありましたが、厳寒期に春日氷室で結氷させたものを、翌年に
平城京へ献氷する習わしがあり、その年の氷の状態で農作に重要な夏の天候を占ったとも
伝えられています。その氷の神様を祀った古い神社です。
ここのシダレザクラは奈良で一番早く開花すると言われています。
生憎また雨が降り出して、花の下の狛犬も恨めしそうです。
興福寺五重塔の下で娘やタイの女性たちと落ち合って東大寺へ。
変愚院が女性たちを大仏殿へ案内することになりました。
簡単な英語は話せる人が多いのですが、細かい話はできないので孫が通訳です。
初めて会ったタイの若い女性に「カッコイイ!」と言われて気を良くした変愚院は
下手な英語でツアーリーダーを務め、大仏殿のチケットを6人にプレゼントしました。
彼女らは大仏さんの前で合掌して長い祈りを捧げ、「大仏の鼻の穴と同じサイズ」
と聞くと一人が代表して柱の穴を潜りました。
登大路の和風レストランで「ゼンザイ」などを食べて貰って別れましたが、みんな
たいへん喜んでくれて、一人づつ手を合わせて「コップーンカー」とお礼を言って、
手を振りながら大阪のホテルへ帰って行きました。
明日は京都、そのあと白川郷から東京と観光旅行を続けるそうで孫たちが変愚院家に
辿りつくのは月が変わってからになりそうです。