2015年の正月は義父の喪中で、孫たちが帰ってくることもなく、二人だけで淋しく迎えました。
三ヶ日が過ぎて間もなくの6日、私が右目の緑内障と白内障の手術で大阪医療センターに入院、幸い早目の治療で経過は順調で、15日に退院することができました。また、4月には大腸検査の結果、3mmのポリープを一個摘出。また腰痛が再発して、6月初旬から11月中旬まで整形外科へ治療とリハビリに通うなど、加齢による体力の低下を自覚させられる一年でした。しかし、二人とも、まだまだ山歩きは止められません。ここで、この1年の山歩きを振り返ってみます。
今年の初登りは3月5日になりました。丸さんの車に乗せて貰って、ウメの咲く長岳寺門前に駐車。いつもの道を竜王山へ登りました。
南城跡の山頂からの展望は、春霞か黄砂か、残念ながらぼんやり霞んで、今一つでした。下りは長岳寺奥ノ院へ寄り道してお不動さんを拝んだり、竜王古墳群の穴を覗いたりしながら、湿っぽい道を下って山辺の道にでました。笠蕎麦で遅い昼食後、笠山荒神へ参拝。
そのあと、奇岩の白山(しろやま)にも寄りました。遠来の山友には、狭い山道をあちこち走って貰って本当に悪かったと思っています。
3月12日は壺阪寺から高取山に登りました。前年は一日違いで雪の道でしたが、今年は壺阪門址を過ぎて木の階段を登ると、僅かに一握りの雪が残っていただけでした。
最高所の三角点は「日本三大山城」の一つ、高取城址本丸の一角にあります。
下山は二ノ門址の池と猿石を見て、岩屋不動にも寄り道した後、砂防公園に下って「雛めぐり」を楽しみました。
4月23日、音羽三山。1979年以来、実に36年ぶりの山です。不動滝に車を置き周遊しました。観音寺では十一面千手千眼観音を拝んだ上に、お寺の来歴などのお話を聞き、ゆっくり休ませて頂きました。
展望台から林の中の観音山を経て、
経ヶ塚山、熊ヶ岳と縦走。
山に入っている間は誰にも出会わず、二人で貸し切りでしたが、大峠からの下りの林道は長くて少し消耗しました。
4月28日は丸さん夫婦と比良の打見山から蓬莱山、
小女郎池まで往復しました。お目当てのミズバショウは見つかりませんでしたが、青空の下、楽しいハイキングでした。
5月14日も丸さん夫妻と、鞍馬から天ヶ岳へ登りました。
大原の里十名山に数えられる山で、シャクナゲ尾根の名を持つ花の道もありますが、この日は鞍馬から山頂を経て大原の里に下る自然林のコースを歩きました。
山頂近くの送電線鉄塔の建つ場所からは、竹生島の浮かぶ琵琶湖が霞み、
その左には武奈ヶ岳がくっきりと望めたました。シャクナゲには出会えませんでしたが、不安だった足や腰も痛くならず、ツツジが彩りを添える新緑の中、山歩きの楽しさを満喫することができました。
5月25日は王寺の達磨寺で聖徳太子の愛犬「雪丸」に対面後、2004年以来の明神山へ登りました。三角点は風神社の北側にあり、前とは少し形が変わっていました。
南北二つの展望台から周囲の山々や大和平野をゆっくり眺めて下山しました。
6月17日、 丸さん夫妻と観音峰へベニバナシャクヤクを見に行きました。私たちには4年ぶり8回目になります。
展望台付近は太いロープが張ってありましたが、ベニシャクヤクは数を増やしていました。
三等三角点の埋まる観音峰に登りましたが、無展望の上に霧の粒が大きくなり、肌寒さを感じるほどになったので早々に山頂を後にして、観音岩屋に寄り道して帰りました。駐車場所に着くのを待つように雨‥。
梅雨の晴れ間の僅かなタイミングで旧知の美しい花に出会えて、本当に幸運でした。 <続きます>