母に枝垂れ桜を見せるために出かけた。その途上にある本庄の大楠である。足場が組まれている。枝打ちが入っていたようだった。
さあ歩くぞと、その一歩を踏み出そうとした。と、足元に目をやると・・・
華奢で可憐な鈴蘭水仙が目に飛び込んできた。この花はこの時季にしか見ることが出来ない。すっきりとした綺麗な花である。
駅前から大きく右に左にと大きく弧を描きながら坂を下り、左右に延びる街道との交叉点にかかる。右に折れるとすぐに古宮八幡を右に見る。鳥居脇の桜が街道を彩っていた。
現在の沖出古墳
完成当初の沖出古墳
この４月１７，１８日遠賀川流域古墳公開が開催される。８ヶ所あって沖出もその一つに含まれる。真横に見える開口部（盗掘痕）の扉が開放され中を見ることが出来る。
これら８ヶ所の中でも最も注目されるのは装飾古墳の最高峰である王塚古墳の扉が開くのである。年に二回の僅か４日しか見ることが出来ない。
解説、説明板のカバーが外され古墳の全貌が明かされるところまでに至った。
３月２５日が完工で、３０日が検査である。その後完成オープンということになり、川崎町の歴史に新たな１ページが加わるのである。
週一で通いに通ってこの日で七週目となった。例によって例の彼との古墳探訪途中に偶然訪れることになって以来ここまでこの古墳にのめりこむとは思いもしなかったが、通ううちに現場の方達や、川崎町の担当者との交流がここまでさせたものだと確信している。
また、例の彼の協力があったればこそは言うまでもない。訪れることで楽しく過せたことに深く感謝している。
