小さな石室であることはお判りになったと思うが、しっかりと数段の持ち送りで天井石を支えているのがよく判る。石室の構造を確認するにはいい見本ではないだろうか。
お盆のときなどは回りの墓に蝋燭が灯され、古墳がそれによってライトアップされるわけだから・・・、余計に不気味だろうな。例の彼を誘ってみると「行ってもいいですよ。但し、下で待ってますから。霊の彼を連れてこないで下さいよ。」だと。
川を渡るにふと下を見ると菜の花が中洲で群生していた。写真を撮った後で気が付いたが野鳥が写っていた。少しこの野鳥に見とれてしまった。
牛斬山の頂上を遠望する。無数の石灰岩が群れをなし、山上を埋め尽くしている。珍しい光景である。
この付近は香春岳（セメントの原料となる石灰岩の山）に象徴されるように石灰岩の山地が連なっている。
主幹の殆どが無くなってしまった状態で、首の皮一枚を残していると言ってもいいくらいである。それでも下の写真をご覧いただければお判りのように齢１９００年を生きてきたのである。
正に大地に生きる大楠である。
