昭和48年の地図帳である。「大森」、「銀山」という地名が見える。
この時点では、この地域には羅漢寺だけしか名勝旧跡がないのではないかと思ってしまう。観光情報が殆ど見過ごされていると言っても過言ではない。
昭和60年の地図帳である。新設の道路は殆ど見受けられない。舗装されたり、県道が国道に格上げされたりの変遷が見て取れる。又、周辺には赤色文字が目立つようになった。それなりの情報が増えてきた様子も判る。「銀山」の地名が消え、代わりに「石見銀山跡」が追記されている。
平成12年の地図帳である。新設道路も増え、整備が行き届いているように見える。世界遺産 石見銀山 は平成19年7月2日に登録されたので、この地図帳の発行時点では世界遺産の世の字も無いのである。にも関わらず行ってみたくなる様な、また、関心を惹くような書きかたがされているのである。
余白があるのに「大森」の地名を消してしまっている。この様な地図を見てしまうと、ここが「大森」であることを知らないで済ませてしまうのである。
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