会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

分譲マンションのセボン、民事再生法の適用申請 負債621億円

NIKKEI NET(日経ネット):企業ニュース〓企業の事業戦略、合併や提携から決算や人事まで速報

分譲マンション開発・販売会社セボンが、民事再生法の適用を申請、受理されたという記事。負債総額は621億円です。

ジャスダック上場、旭ホームズの親会社です。

タウンハウス分譲大手
旭ホームズ(ジャスダック上場)の親会社
セボン株式会社など2社
民事再生法の適用を申請
負債785億1102万円


「サブプライムローン問題に端を発した信用収縮により金融機関の融資姿勢が硬化、不動産取引が停滞する中、改正建築基準法の影響により着工工数が減少、さらには建築コストの高騰により契約率が低下していた。

 こうしたなか、都市部を中心に事業展開を図ったものの、急速な信用収縮の影響により、物件売却決済が間際に延期ないし不可能となる事態に見まわれ、さらには子会社である(株)バニラへの資金支援が急速に膨らむなど急速に資金繰りが悪化、このため大型案件の早期売却や経費削減、(株)バニラの資金的な独立への支援などに取り組んだものの、8月末までに必要な資金を確保する目処が立たず、今回の措置となった。」(注:バニラは記事によれば2005年に設立されたばかりのレジャーホテル運営会社。)

最近の不動産会社の倒産と同じパターンのようです。さらにこの会社の場合は、上場会社の買収や本業ではないホテル会社の支援に資金が費やされたのも、結果的に破綻の原因となったのでしょう。

親会社の民事再生手続開始の申立てに関するお知らせ(PDFファイル)

親会社に係る決算における「継続企業の前提に関する事項の注記」について(PDFファイル)(7月23日のプレスリリース)

負債621億円セボンも破綻…不動産倒産ラッシュ加速
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