会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

ホリプロがMBOで上場廃止へ 創業者一族企業が19日から公開買い付け(産経より)

ホリプロがMBOで上場廃止へ 創業者一族企業が19日から公開買い付け

東証1部上場のホリプロが、MBOを実施し、上場廃止とすることを決めたという記事。

「公開買い付けするのは、同社の創業者である堀威夫・元会長ら堀氏一族が株主の「青春社」(東京都品川区)。1株1050円でホリプロ株の公開買い付けを行う。」

「経営環境の変化を受けて、経営陣による経営自由度を優先することを選択し、上場廃止を決めた。」

MBOの実施及び応募の推奨に関するお知らせ(PDFファイル)

上場廃止を選ぶ企業もある一方で、わざわざ海外から日本に来て、上場する会社もあります。

オンラインゲームのネクソンが上場-今年最大規模(ブルームバーグ)

韓国系オンラインゲーム会社ネクソンが14日、東証第一部に株式を新規上場した。公募価格1300円を基にした新株発行と売り出し分を合わせた公開規模は約980億円と今年の国内市場で最大規模。 日韓に加え急成長市場の中国にも顧客基盤を持つ。」

「ネクソン広報担当の阿部貴博氏によると今期(2011年12月期)の同社の純利益予想は前期比21%増の260億円と、売上高の3割強を占める見通し。3年前の08年12月期実績比では3.1倍に当たる。前期の利用地域別の売上高比率は首位が韓国 の35%、次いで中国31%、日本18%-の順。」

非常に儲かっている会社のようです。

「韓国系」とされていますが、上場前の有価証券届出書をみると、親会社が韓国の会社であるとともに、グループ内のロイヤリティ収入が韓国にある子会社(ネクソン・コリア・コーポレーション)に集まる仕組みとなっています。

(11月10日提出の有価証券届出書より)


アジア各国の企業を日本の市場に誘致するとなると、こういう形態になってしまうのでしょうか。

ちなみに、届出書によれば、監査人はあらた監査法人で、海外(韓国など)はPwCが担当しています。採用している会計基準は、日本国籍の会社なので当然ですが、日本基準となっています。しかし、監査の重点は、日本ではなく、韓国となるのでしょう。

上場会社情報-(株)ネクソン-

東証ニューフェイス#38【株式会社ネクソン(3659)東証1部 】(注:音声が出ます。)

企業:新規上場底打ちの兆し…市況悪化で延期も(毎日)

若者よ、史上最年少25歳で上場の村上太一氏に続け!(ダイヤモンド・オンライン)
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