会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

「芳林堂書店」が自己破産 店舗の営業は継続へ(朝日より)

「芳林堂書店」が自己破産 店舗の営業は継続へ

池袋などに店舗を持つ「芳林堂書店」が自己破産するという記事。

「東京、埼玉、神奈川で計10店舗を展開する「芳林堂書店」(本社・東京都豊島区)が26日、東京地裁に自己破産を申請し、破産手続きの開始決定を受けた。負債総額は約20億7500万円。事業は書泉(同千代田区)に譲渡し、店舗の営業は継続される。」

「出版不況や競合大型店の出店などから売り上げが減少」ということですが、取次会社の廃業も影響しているようです。

太洋社の自主廃業に連鎖した書店の倒産・休廃業調査(東京商工リサーチ)

「取次業者は、通常の卸売業と異なり、書店に対して流通やファイナンス機能を内包している。このため、取次業者の経営破たんや自主廃業が、小売を担う書店の経営に影響を与えやすい。東京商工リサーチでは、太洋社が自主廃業に向けた準備に入ることを公表した2月5日以降、連鎖する形で休廃業、倒産した書店を調査した(予定を含む)。その結果、2月26日までに運営する書店を休廃業した、もしくは休廃業することを公表した企業は8社(個人企業含む)で、店舗数は10店舗だった。」

書籍・雑誌小売 「芳林堂書店」「コミックプラザ」を展開
株式会社芳林堂書店 破産手続き開始決定受ける
負債20億7500万円
(帝国データバンク)

「2月5日に主力仕入先である書籍取次の(株)太洋社(東京都千代田区)が自主廃業も想定し、会社の全資産の精査などを進める方針を明らかにしたことで動向が注目されていた。

 負債は債権者約187名に対し約20億7500万円。 」
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