会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

英国のEU離脱、「全般的な計画なし」 流出文書で指摘(AFPより)

英国のEU離脱、「全般的な計画なし」 流出文書で指摘

英国のEU離脱に関して英国政府の計画が不備であるという流出文書が報道され問題となっているという記事。

「英政府は欧州連合(EU)からの離脱、いわゆる「ブレグジット(Brexit)」に向けた全般的な計画を策定できておらず、交渉戦略で一致をみるにはさらに半年を要する可能性もある──英紙タイムズ(The Times)が15日、こうした内容が記された流出文書を掲載した。BBCも同じ文書を入手しているという。

あるコンサルタントが政府のためにまとめたとされているこの文書によると、公的機関はブレグジットに関連する500件超のプロジェクトの処理に苦慮しており、対応するためには3万人の職員が新たに必要になる可能性もあるという。」

「あるコンサルタント」というのは、デロイトだったようです。

Theresa May attacks Deloitte and BBC over leaked Brexit memo(テレグラフ)

The memo from Deloitte said that an extra 30,000 civil servants may be needed to cope with the additional workload, adding that Whitehall is working on 500 Brexit-related projects.

The report in The Times newspaper, which claimed that the memo had been “prepared for the Cabinet Office”, was at the top of the news bulletins on BBC Radio 4’s Today programme yesterday morning.

メイ首相は、デロイトは(コンサル契約を)押し売りしているといって批判しています。

She accused Deloitte of “touting for business” and criticised both The Times and the BBC for the way in which they reported the story.

デロイトは、このメモは、政府との契約に基づいて作成されたものではなく、また、政府の情報にアクセスして作成されたものでもないと釈明しています。

After a day of criticism Deloitte released a statement admitting that the memo was “not commissioned by the Cabinet Office” and was “conducted without access to No 10 or input from other government departments”.

EU離脱という国家の大問題を商売のタネにするというのは、たくましいというか、あざといというか...
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